はじめに
少しずつ下がるNFT購入のハードル
NFTの価値を感じて投資してみようと思っても、買い方がわからず、購入を前に断念してしまう人も少なくないでしょう。最近では楽天やLINE、コインチェックなどNFTマーケットプレイスを提供する暗号資産取引所が増えていますが、これらの口座を既に持っている人でも取引所内でNFTをどうやって買えばよいのかがわからないことがあります。
また、欲しいNFTがOpenSeaをはじめとする海外のNFTマーケットプレイスで見つかった時には、国内の取引所でイーサリアムなどを購入した上で、その資産を購入原資として別のウォレットへ移す必要があり、多くの人にとっては手間のかかる作業となっています。
しかし、最近ではこれらのNFTを購入するハードルも、少しずつ下がる傾向にあります。NFTは暗号資産建てで購入することが一般的ですが、暗号資産を事前に購入せずとも、日本円や米ドルなどの法定通貨建てでNFTを購入できる取引所も増えています。
また、海外のNFTマーケットプレイスへのアクセスに使われるウォレットではMetaMaskが有名ですが、個別のウォレットでクレジットカード決済などに対応する動きがあり、国内の取引所からわざわざ資産を移動せずともウォレットで暗号資産を直接購入できるようになりつつあります。
さらにはOpenSeaもクレジットカード決済に対応することを発表し、NFTマーケットプレイス上の様々なNFTをECサイトを利用する感覚で購入できるような環境もこれから少しずつ整ってくるでしょう。
