はじめに
付加保険料の納付でさらに年金額が増やせる
上記の任意加入制度とあわせて、筆者からアドバイスさせていただいたのが以下の2点です。
1.「付加保険料」を合わせて納付すると、さらに受け取る年金額を増やせる
任意加入被保険者(65歳以上の方を除く)の場合、月額400円の付加保険料を納めると、老齢基礎年金と合わせて付加年金を受け取れます。受け取れる具体的な付加年金額は「付加保険料納付月数×200円=付加年金額(年間)」で計算できます。
例えば、5年間(60月)で総額24,000円の付加保険料を納めると、付加年金額は年額12,000円になります。2年間受け取れば、納めた保険料の元が取れるのでオススメです。先ほど計算した任意加入の年金額に加えて、平均寿命の87歳まで生きれば、付加年金により22年間で26万4,000円のプラスとなります
2.夫が保険料を納めることで税金が軽減できる
納めた保険料は全額が社会保険料控除の対象となります。夫の年収の方が高ければ、夫の所得税や住民税を減らせますから節税効果が高くなり、実質の保険料負担も減らせるわけです。ただし、任意加入の保険料納付は原則口座振替のため、口座名義を夫にしておく必要があります。