はじめに

賢い人は良いパートナーを持っている

知識やスキルがあれば投資をむやみに恐れることはなくなります。ただし、検討期間があまりにも長いと損失につながってしまいます。そこで、足りない知識やスキルをどうやって補っていくかというときに賢いやり方は、良いパートナーを得ることだと思います。

たとえば、自分に似合う服を選んでくれたり、新しい自分を発見してくれるような素晴らしいスタイリストの方をパートナーに持っていれば、ワンランク上質な生活ができますね。あるいは、適切な健康管理やダイエットについてアドバイスしてくれるパーソナルトレーナー、食事のたびに、その食事に合う本当においしいワインをマリアージュさせてくれるソムリエといった心強いパートナーを持てば、より人生が豊かになりますし、無駄な時間やリスクを省くことができるようになります。

では、どうしたら良いパートナーに出会うことができるのか。自分に合うパートナーを見つけるためには、まず、自分の意思決定タイプを知ることが大切です。

たとえば服を買う場面を思い浮かべてください。服を買う時は、ショップ店員とコミュニケーションをとりながら買うと思いますが、うまくコミュニケーションが取れずに失敗してしまったことはありませんか。自分はゆっくり選びたいタイプなのに、話しかけられて嫌になってしまったとか、もしくはもっと積極的にアドバイスをもらいたかったのに、あまり会話をしてくれなかったりとか、結果、帰って来てみたら似合わなかった、ということがみなさん一度はあると思います。

せっかくいい出会いや機会があっても、コミュニケーションのミスによって機会を損失してしまうのです。

こうしたミスを防ぐためには、自分の意思決定タイプを把握したうえで、自分の弱点を補ってくれるパートナーを選ぶことです。意思決定にはタイプがあり、それぞれ特徴があります。これを知るには、リクルートの社員教育でも使われるソーシャルスタイル理論が参考になります。ソーシャルスタイル理論は、アメリカの産業心理学者が提唱している理論で、意思決定のスタイルを次の4つの指標に分類しています。

・アナリティカル(理屈が大事)
・エミアブル(みんなの気持ちが大事)
・ドライバー(勝利が大事)
・エクスプレッシブ(注目が大事)

私はこのなかのエクスプレッシブという指標なのですが、このタイプは直感型で、ノリや勢いでものごとを決めてしまう傾向があるので、リスクをきっちり説明してくれるアナリティカルタイプのパートナーを得るといいでしょう。

お金に関する知識を得ること、そして自分の意思決定タイプを知り、良いパートナーと出会うこと。お金と自分の人生をコントロールできる「決断女子」になるためには、まずはものごとを判断していくための環境を整えていくことが大切なのです。

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Photo:Bunsaku Nakagawa