はじめに

いろいろな買い方がある!金を購入できる商品を紹介

金投資にはいろいろな購入方法があります。これから一つずつ紹介していきますので、自分に合った金の購入方法を探してみましょう。

金地金:金の延べ棒を長期で保有したい

金といえば「金の延べ棒」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。金の延べ棒(地金)を、長期保有を前提に投資する基本的な投資方法です。

金地金には5g、10g、20g、50g、100g、200g、300g、500g、1kgといったように重さによって種類があります。

なお、500g未満の金地金を買う場合は購入手数料がかかりますが、500g以上の金地金を買う場合は購入手数料がかからないのが一般的です。

もし金地金を購入した場合、購入金額がいくらになるか、例を下表に挙げてみました。

・5g:4万3,970円
・10g:8万7,940円
・20g:17万5,880円
・50g:43万9,700円
・100g:87万9,400円
・200g:175万8,800円
・300g:263万8,200円
・500g:439万7,000円
・1kg: 879万4,000円

※2022年6月28日時点の税込価格(田中貴金属工業の場合)

200g以上の金地金を購入する場合、100万円以上もの大金が必要となります。よほどまとまった余裕資金がないと、投資するのは難しいといえるでしょう。

一方で5g・10g・20gの金地金を購入するのであれば、購入価格は20万円弱に抑えることができます。「少額でもいいので金地金を買って保有したい」という人は20g以下の金地金を購入してみてはいかがでしょうか。

地金型金貨(コイン):美しいデザインに魅せられる「美術品」

「金地金だと高くてちょっと手が出ない……」という人は、地金型金貨(コイン)を購入する選択肢もあります。

金地金と比べてコインは少額で購入でき、コイン自体に美しいデザインが施されていることもあって、「美術品」のように大切に扱う金貨コレクターの人もいると聞きます。

日本で購入できるコインは主に以下の3種類があります。

・ウィーン金貨(オーストリア発行)
・メイプルリーフ金貨(カナダ発行)
・カンガルー金貨(オーストラリア発行)

コインは重量によって1オンス(=約31.1035g)、2分の1オンス、4分の1オンス、10分の1オンスの4種類があり、日々の金価格に応じてコインの価格が決定します。

コインの購入価格の具体例を以下に挙げてみました。

コインのサイズコインの店頭小売価格
※2022年6月28日時点の税込価格(田中貴金属工業の場合)

金地金と比べると、コインは手を出しやすい購入金額といえそうです。

1オンス、2分の1オンスともなると高額になりますが、4分の1オンス、10分の1オンスなら買い求めやすい価格といえるでしょう。

コインを取り扱う際に注意したいのは、傷つけたり形状を損なったりすると、コインの価値が下がってしまうことです。コインの保管には特に注意が必要です。

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