はじめに

9月5日週「相場の値動き」おさらい

また為替市場が大きく動きましたね。

日銀が9月7日(水)に買いオペの増額(国債の買付額を増やした)によって、日本の金利の低下が見込まれ、日米金利差から円安進行がさらに進み144円台に突入しました。

ただ9日(金)の黒田日銀総裁の円安けん制発言を受けてドル円は急落、執筆時の9日午後3時現在は142円台まで落ちています。

国内では日本郵船の長沢社長が9月6日(火)の日本経済新聞にて、2022年末に向けてリセッション(景気後退)が避けられないと言う考えを取材で話しており、コンテナ船の狂乱も今年いっぱいで平時に戻ると述べました。世界経済が今後失速して高騰する新造船の価格も下落する可能性を示唆、発注についても慎重にみていくと投資を抑える考えであることが明らかになりました。

リセッションというと教科書的には株価が下落しますので、そのような懸念があるということは覚えておきましょう。ただ今のところ、内閣府が8月15日(月)に発表した4-6月期の国内総生産(GDP)速報値もプラス成長で、企業決算も市場予想より良い状況です。

9月9日(金)の日経平均は前日比149円47銭高の2万8 , 214円75銭と続伸。前週末9月2日(金)の日経平均は2万7,650円84銭でしたので、週間では563円91銭の上昇となりました。

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