はじめに

来年の臨時支出予定表を作成

月々の「ふわっとした支出」だけでなく、年単位の「ふわっとした支出」にも気をつけましょう。毎月あるわけではないけれど1回あたりの金額が大きくなりがちな支出を「臨時支出」と言います。

今年1年のクレジットカード利用明細をまとめてダウンロードし、来年もありそうな支出にマーカーを引いて、合計金額を出していきます。合わせて来年新たに発生しそうな支出があればそれも書き出して加えていきます。

クレジットカード利用明細だけでなく、銀行の預金通帳も参考になります。こちらからは、口座引き落としで支払っている臨時支出が把握できます。

【手順】
1.資料をそろえる
クレジットカード利用明細を1年分ダウンロード、通帳を記帳する。

2.来年もありそうな支出をピックアップ
利用明細や通帳から、来年も引き続きありそうな支出と金額にマーカーを引く。
あわせて来年新たに発生しそうな支出があれば、それも洗い出しておく。

3.一覧に書き出す
来年1月から12月までの一覧表を作成。1か月が1行になるように12行用意して、それぞれの行に、その月の予定、それぞれにかかる費用などを書いていきます。

来年の臨時支出予定表が作成できたら、合計金額を出します。なんとなく家計から出していた金額がまとまると大きな金額になることに驚くことでしょう。記入した臨時支出記入表をもとに、来年は大きな支出もコントロールしていきましょう。

今回のポイントをまとめると

ご相談者さんが老後のために今からすべきことはこの3つになります。

(1) 使途不明金を洗い出して支出を見直す
(2) 来年の臨時支出予定表を作成して、大きな支出をコントロールする
(3) 60歳以降も働ける道を探る

もうあまり時間の余裕がありません。気を引き締めて、ゆとりのある老後に向けて頑張ってください。

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