はじめに

比較的高収入かつ黒字の家計

まず家計の状況ですが、手取り収入41万円とボーナスで年に170万円の手取りがあります。31歳という年齢から考えるとかなりの高収入です。支出は収入が高い割にはそれほど大きくなく、毎月14万円とボーナスから140万円を貯蓄にまわしているので、年間で308万円貯蓄が増えています。資産は現金で1,100万円、投資総額で2,100万円なので、合計3,200万円と、ご年齢に対して多くの資産を築いていると思います。

注意するポイントも

全体として盤石な黒字家計なので問題は無いのですが、注意ポイントがいくつかあります。

◆家賃
家賃は2万6,000円と収入の割にかなり小さい金額になっています。家賃は月の手取り収入の25%から30%ほどが適正と言われる中で大きく抑えられていることはアドバンテージと言えますね。ただし、会社の寮に住んでいる場合は年齢制限で寮を出なければいけないこともあるので注意が必要です。この家賃で生活できている内は貯蓄・資産形成をするボーナス期間と考えた方がよいでしょう。

◆保険
現在無保険ですが、現在3,300万円の資産があるので緊急で保険に入る必要はありません。ただし、ご主人に万が一のことがあったら、妻が働きに出るかどうかによって保険の必要性が変わってくるでしょう。もし働きに出ないことを前提にするのであれば、現在の資産と、遺族年金、亡くなる人の生活費減を考慮して必要保障額を考えると良いと思います。おすすめは、収入保障保険などの効率的な保険で、最低限の月5万円ぐらいの保障に、下のお子さんが社会人になる23歳くらいまで入ると良いと思います。

◆食費
食費7万8,000円は4人家族であれば高すぎることはありません。ただし、改善することも可能だと思います。5万円台であれば十分に4人分の食費は賄えると思いますし、ふるさと納税などを交えると、より節制がきく可能性もあります。食費は価値観と連動しているので、どのような食事をお子さんに与えたいか、また節約していきたいかなどは、夫婦で話して価値観を共有できると良いと思います。1週間あたりの予算をもつことと、外食費も予算を決めてコントロールできると強い家計になると思います。

◆その他
その他の支出が毎月7万円になっています。衣服、美容、健康、交際費、レジャーなど費用がごっちゃに入っている可能性があるので、内訳をしっかりと把握されると良いと思います。家計簿アプリなどを活用して自動で家計簿を管理しつつ、毎週の予算進捗や、1ヶ月の家計振り返りが夫婦で出来ると、より筋肉質な家計になる可能性がありますね。

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