はじめに

シミュレーション結果は?

それでは、ライフプランを組みながら、「10年後に4,000万の家を購入し、子供二人を私立中学に入れられるか」というご相談に答えていきたいと思います。

【ライフプランの前提条件】
◆子どもは、小学校は公立、中学と高校は私立、大学は私立文系として自宅から通学
◆小学4年から受験対策として塾に通い、一人1年で30万円発生する
◆大学受験は高校2年40万円、3年で50万円が発生する
◆妻は専業主婦として収入はなし
◆10年後(2032年)に4,000万円の一軒家を購入。頭金は400万円として3,600万円のローンを組む。ローン期間は35年の変動金利0.75%とする
◆住宅購入に関係する諸費用(ローン手数料など)で10%の400万円が発生する。また引越しや家具の購入で100万円が発生する。
◆住宅ローン控除は現状の制度が続いているものとする
◆固定資産税は17万6,000円とし、火災保険は1万5,000円/年とする
◆住宅の修繕費用は10年で100万円が発生、購入後40年目には大型修繕で1,000万円が発生
◆給料は55歳まで年間0.5%ずつ上昇
◆子が20歳時に30万円のお祝い、結婚を30歳として100万円のお祝いが発生
◆60歳で定年となり、65歳まで働く。60歳以降は給料が3割減る
◆退職金は出ないものとする
◆年金は現状受け取っている人から比べて3割ほど少なくなる
◆65歳以降は、それまでの生活費の8掛けで生活する
◆インフレ率は0.75%とし、毎年生活費が上昇する
◆運用資産の利回りは、複利で3%として計算
◆介護費用は、80歳以降に夫婦で1000万円がかかる(葬儀代も込み)

上記の条件で、ライフプランを組むと【シミュレーション1】のような資産推移になります。

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一時は資産が1億円を超えて100歳までしっかりと資産が継続しています。私立の中学校の費用は、文部科学省「平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金」を参照にしており、1年目162万円、2年目123万円、3年目136万円としています。また別途教育費として月3万円は予算をとっているので習い事や部活にも対応できる計算になります。

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