はじめに

2019年に大きな話題となった「老後2,000万円問題」。お金に困らない老後を迎えるための貯蓄は万全ですか? このままではいけない、と考えて、NISAやiDeCoなど税制優遇制度を利用して投資を始める方も多いようで、2022年6月末時点のNISA口座数は約1,700万口座で同年3月末時点より3.7%、また2022年10月末時点のiDeCoの加入者数は約270万⼈で前年同期比で121.7%といずれも増加傾向にあります(※)。
特に、結婚や出産のような新たなライフステージを迎える方にとって、将来の資産をどうするかは気になるポイントではないでしょうか? A子さんもその1人のようで、仕事で頼れる先輩のB助さんに相談したのですが……。
※金融庁「NISA口座の利用状況調査(2022年6月末時点)」、iDeCo公式サイト「加入者数等について(令和4年10月時点)」より

投資初心者にはインデックスファンドがオススメ

B助:そういえば、そもそも運用会社は、どんなことをしているんですか?

吉岡:投資信託の基本的な仕組みとして、投資家の皆様から証券会社や銀行などの販売金融機関がお預かりした資金は運用会社が投資を行います。その中で、「アクティブファンド」と呼ばれるものは有望なテーマに合うような良い企業を探してきて会社の健康状態もみた上で投資をします。もうひとつ、「インデックスファンド」というものがあります。これは日本でいう日経平均株価や、アメリカを代表する大手企業500社の株価をもとに算出されたS&P 500といった指数への連動を目指すものです。

A子:アクティブファンドとインデックスファンド……なんとなく聞いたことあるけど、よくわからなくて。それぞれ、どのようなメリットとデメリットがあるんですか?

吉岡:アクティブファンドは前述の日経平均株価のような指数を上回ることを目指し、インデックスファンドは指数への連動を目指すものです。このふたつを比べた際、一般的にはインデックスファンドのメリットはとにかくコスト(手数料)の安さですね。アクティブファンドのように自ら価値の高い企業を探すことはしないため、その分のコストを低く抑えることができます。
アクティブファンドは市場を上回るようなリターンを目標にしていますので、良い銘柄を探してきて高いパフォーマンスを狙うという特性上、インデックスファンドに比べてコストも高くなります。

A子:コストというのは、具体的に何に対して支払うものなんですか?

吉岡:投資信託ではおもに、資産を預かって実際に運用するブラックロックのような運用会社、お客様のサポートをする銀行や証券会社などの販売会社、資産をお預かりする信託銀行という3社を介しますので、そこで発生する信託報酬や申し込み手数料などがコストになります。こういったコストは皆様からお預かりした大事な資産をなるべく安全に運用するために必要なお金だと捉えていただくのがいいと思います。

A子:コストを払うことで、投資に必要なシステムを使ったり、投資の代行をしてもらったりしているということなんですね。

B助:ちなみに、投資初心者にはアクティブファンドとインデックスファンド、どちらが向いてますか?

吉岡:初心者の方にはインデックスファンドですね。市場と連動していて商品性がシンプルでコストも安いし、情報も入手しやすいと思います。

A子:そのインデックスファンドに連動する指標ってどんなものがあるんですか?

吉岡:国や地域でそれぞれ代表的なものがありますが、先ほどもご紹介した日経平均株価、S&P 500を始め、日本株式ですとTOPIX(東証株価指数)、先進国株式ですとMSCI World Indexなどの指数があります。その中でも、いま人気の高いS&P 500はこの20年間ではほかの指数と比較しても良好なパフォーマンスを見せています。

B助:いろいろな指数があるんですね! 初心者が選ぶ際のポイントはどんなところですか?

吉岡:成長性を感じられるかどうかですね。お金を増やすために投資をしていらっしゃると思うので、伸び代が大きいと感じられるかどうかが大事です。
たとえば、国でいうと人口の増え具合は伸び代に直結しています。人口が増えれば消費が拡大し、GDPを支える上で非常に重要なポイントとなるため、成長性を図るデータのひとつになるかと思います。また、企業が成長していくうえで新技術やイノベーションが生まれやすい環境かどうかも、雇用や消費の増加につながるためとても大切です。アメリカは過去20年間で見ると新しい企業が増え、技術もどんどん生まれています。

A子:なるほど。でも、たとえばS&P 500への連動を目指すインデックスファンドはいろんな運用会社が運用していますよね。扱う指標が同じであれば、運用会社ごとの違いはどこにあるんですか?

吉岡:運用会社ごとに同じようなインデックスファンドがある中で、注目すべきはやはりコストになるかと思います。投資は長期になればなるほどコストの違いによる影響が大きくなりますので、コストを安く提供しているかどうかは運用会社を選ぶ際のポイントのひとつになるかと思います。
また、長期の投資を検討する場合は、長く預けても安心という観点も重要でしょう。会社の規模は一つの参考になると思います。

B助:会社の規模感を調べるときのポイントや、運用に強い会社の特徴を知る方法ってあるんですか?

吉岡:運用会社の会社規模を示す分かりやすい指標のひとつは、お客様からお預かりした運用資産残高の総額になるかと思います。自社の話で恐縮ですが、ブラックロック・グループは運用資産残高が1,000兆円を超える世界的な規模の運用会社になりますので、そういったところも見ていただくポイントになるかと思います。

B助:運用会社を選ぶときは、まず運用資産残高を調べるのもありですね。

コストの安い投資で効率的な資産運用を

A子:ブラックロック・ジャパンさんにはS&P 500のインデックスファンドはあるんですか?

吉岡:弊社には「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」というインデックスファンドがあります。2013年から運用していまして、当時の個人投資家さんが抱いていたインデックスファンドへのニーズに応えようと設定したファンドになります。2022年の夏からリニューアルを行いまして、商品性は変わりませんが信託報酬が年0.0938%(税抜 年0.0880%)程度と、コストを業界最安水準まで引き下げました。2022年8月には、金融庁から非課税制度「つみたてNISA」の対象商品になりました。

B助:つみたてNISAからも投資できるんだ!

A子:なぜコストを下げたんですか?

吉岡:インデックスファンドに投資する人口は「老後2,000万円問題」を機に大幅に増加しています。中でもS&P 500に対する関心は非常に高く、より多くの方に「貯蓄から投資へ」を実行していただくために、弊社がお手伝いできることとしてコストの引き下げを実現しました。コストを下げることで投資への敷居を下げ、iシェアーズをもっと身近に感じていただきたいと思っています。

A子:いいですね! ちなみに、「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」はどんな投資家に向いているんですか?

吉岡:お2人のような、「忙しいけど初めて投資をやってみたい」「本格的に投資を始めてみたい」といった方にはピッタリです。お仕事などがあると、やはり積極的にマーケット情報を取りに行くことは難しいと思いますので、ニュースでも入ってきやすい米国経済の情報くらいでしっかりと理解できる「iシェアーズ 米国株式(S&P 500)インデックス・ファンド」であれば、あまり投資に時間を取られたくない方には最適ではないでしょうか。

B助: 難しいことをしなくていいのは嬉しいですね! ただ、始めるにあたって最低限知っておいた方がいいことってありますか?

吉岡:自分がどんな目標に向かって投資しているのか、たとえば老後のためなのか、住宅か、はたまたFIREなのか、いくらぐらいの利益を目指していて現状どのくらいの資金があるのか、そのためにはどんな投資の手段があるのかはおおまかに知っておいた方がいいですね。また、投資にはリスクもあるので、証券会社や銀行のウェブサイトで目論見書などをみてチェックするようにしましょう。

B助:なるほど、目的を持ちリスクを理解した上ではじめるのが大事なんですね。

A子:初心者にも取り組みやすそうだし、私も投資に挑戦してみようかな!

B助:僕も、家族や老後のことを考えると、もっと投資に向き合わなきゃいけないと改めて感じました!

吉岡:ありがとうございます。私自身、投資を始める際に一番大変なのは、口座を作るといった最初の一歩をいかに頑張って踏み出すのかだと思っています。
投資期間は長ければ長いほど良いので、投資に興味を持っていただいた瞬間が一番のタイミングだと思います。投資の入り口としてインデックスファンドは適していますし、そこをきっかけに投資への興味をもっと広げていっていただけたらいいなと思っています。

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