はじめに

NISAとiDeCoのバランスを考える

次に、インフレ対策ですが、一般的なインフレ対策としては、金などの貴金属、不動産、株式などが対策として有効です。すでにiDeCoやつみたてNISAもはじめているとのこと。詳細が分からないため、どのような運用かはわかりませんが、そうしたコツコツの資産形成でよいのではないでしょうか。

来年からの新NISAでは、年間360万円まで利用できます。月15万円ではなく、最初から満額利用していくのもありだと思います。新NISAのメリットは、上限の1,800万円に達しても売却し再度購入ができるため、投資しながら利益を得て、再度投資に回すことが可能です。新NISA枠で十分いまの預貯金から投資へ振り向けることは可能だと思います。

仮に月15万円を新NISAに振り向けるのであれば、残った資金で例えば金、REITなどに投資を振り向けてみてはいかがでしょうか。または、残りのNISA枠で貴金属のETFやREITに投資していくのもありだと思います。積み立てだけに限定する必要はないと思います。

つみたてNISAにこだわるならば、iDeCoの上限枠まで利用する。既に上限まで投資されているなら、非課税枠とは関係無しに積立投資を始めるのもよいと思います。

金投資はインフレ対策以外の観点でもメリットあり

証券会社や大手貴金属店などでは、純金積み立てや純銀積み立て、プラチナ積み立てなども行うことができます。選び方の一例としては、ふだん貯めているポイントがつく証券会社を選ぶのもいいでしょう。

金価格の上昇からもわかるように、昨今のインフレ、世情不安等から金に資金が流入している側面があります。インフレ対策だけではなく、様々な側面から金投資は行っておいた方が良いと考えます。

他にも、J-REITなども投資対象に加えてみてはいかがでしょうか。分配金は再投資に回せば良いと思います。

新NISA、自分に合った投資金額をお手軽に診断!マネーフォワードMEプレミアムサービス[by MoneyForward]