はじめに
大学までの教育費はいくらかかる?
シミュレーションでは、中学までは公立、高校は私立、大学は私立理系として計算していますが、それぞれ具体的には【図3】のような金額になります。
大学で私立は理系4年間での合計金額で、文系の場合は4年間で441万円となります。
これはあくまで平均値ですから、実際の進学先によって、また大学では自宅通学か下宿かによっても金額は大きく変わってきますので、大まかな目安として考えていただければと思います。
住み替えは13年後まで待つべきか?
ここまで確認させていただいたように、現在の家計の状況を前提とすると、将来的には資産形成が進み、お金の面では十分な余力が生まれる可能性が高いと考えられます。
現在はお子様の環境を考えて、利便性の良い場所への住み替えは13年後くらいにということですが、そこまで待つ必要はありますでしょうか。利便性が悪いと感じながら今後13年間暮らしていくのか、早めに住み替えてしまって快適な生活を送っていくのか、しっかりと検討されることをおすすめします。
住み替え先の予算にもよりますが、現在は大きな黒字ですから、住宅への支出を少し引き上げたとしても、長期的にはそれほど大きな影響はないかと思います。人生は一度しかありません。金額的に可能かどうかも含めて、早めに住み替えることを検討してみてはいかがでしょうか。
今回のポイントは3点
以上、ポイントをまとめますと以下のようになります。
◆現在の家計収支、資産残高を前提とすると、今後は資産形成が順調に進むことが見込まれますので、将来的にお金の面で困ることはないと思われます。
◆お子様の教育費については、現在の生活水準が大きく変わらない限り、収入の範囲内で対応していくことが可能だと思われます。公立、私立でどのくらい金額が変わってくるのか、概算金額を確認しておきましょう。
◆13年くらい先に予定されている住み替えについては、早めに実行することを検討されてはいかがでしょうか。
ご参考としていただけましたら幸いです。
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