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新型肺炎騒動の裏で現職圧勝、“世界の半導体工場”に何が起きているか
前哨戦の苦戦を覆した2つの変化
足元では中国発の新型肺炎が世界の金融市場の最大関心事となっていますが、この問題が深刻になる前の1月11日には、台湾で4年に1度の総統選挙が実施されました。その選挙結果は、東アジアの地政学バランスに変化をもたらし、ひいては世界の金融市場にも影響を及ぼす可能性をはらんでいました。結果は、現職の民進党・蔡英文氏が事前予想を上回る圧勝。その背景にはどんな事情があり、これを受けて台湾を取り巻く経済環境はどうなっていくのか、考えてみます。
NISAの新制度で何がどう変わる?3つのポイントを解説
「新NISA」メリット・デメリットは…
NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)は投資の利益にかかる約20%の税金をゼロにできる制度。株式や投資信託を売買したことのある方にはおなじみだと思います。このほど、金融庁がNISAを改正した「新NISA」(仮称)を発表し、話題になりました。新NISAは、これまでのNISAの制度とどう変わるのか、詳細を解説します。
希望退職に応じるか迷う57歳「再就職先の年収はいくらが妥当?」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、割増退職金がもらえることもあり、希望退職に応じるか迷っているという57歳の男性。老後の不安を払拭するためには、再就職する場合、年収はいくらを目標にしたらいいのでしょうか? FPの平野泰嗣氏がお答えします。勤務先の業績が思わしくなく、希望退職の募集が開始されました。対象者は、50歳以上の全社員ということで、私も該当します。現在は、営業関係の管理職をしていますが、責任も重く、仕事のストレスもかなり溜まっていると感じています。一人息子の就職も決まり、今年の4月から一人暮らしを始める予定で、家計の負担もずいぶん楽になります。また、希望退職に応じた場合、割増退職金がもらえることなどから、妻に相談したところ、老後の心配がないのであれば、好きにしていいと言われました。希望退職に応じた場合、再就職して65歳まで働くことを考えていますが、どのくらいの年収を目標にすればよいのかわかりません。<相談者プロフィール>・男性:57歳、会社員、既婚(妻:53歳、専業主婦)
煮干しの「ラーメン凪」、“逆輸入”とんこつで狙う日本市場の勝算
4色から好みに合わせてカスタマイズ
「煮干しが嫌いな方、ご遠慮ください」――。店頭にこんな張り紙があるほど、個性的なラーメンでファンを獲得してきた「すごい!煮干ラーメン凪」。同チェーンを展開する凪スピリッツが2月2日、とんこつラーメン業態で、国内初となる旗艦店を東京・神田に出店しました。煮干しラーメンで成長してきた同社が、とんこつラーメンの力を入れ始めた背景には何があるのでしょうか。
「職場のコミュニケーション」間違えると1on1する側もされる側も苦しくなる可能性
精神科医・斎藤環さんに聞く「上司はどうに部下に接するべき?」
この数年、ベンチャー企業や大企業を中心に導入が広がっている「1on1ミーティング(以下1on1)」。前半「精神科医に聞く、上司と部下の理想の対話とは?1on1の危険性」では、1on1とはどんなものかを振り返りながら、精神科医の斎藤環さんに1対1の面談で起こりうる問題について伺いました。後半では行う際の注意点、具体的な方法について聞いていきます
「新型肺炎」拡大で日経平均2万3000円割れ、株式市場の混乱はいつ収束?
日・米・欧・中、4地域の値動きを探る
新型肺炎の感染拡大への懸念から、グローバルの株式市場ではリスクオフの動きが強まっています。米国ではNYダウが1月17日に付けた高値から2週間で1,000ドル以上値下がりし、日本も同じ期間で日経平均株価は1,000円ほど下落しました。さらに震源地の中国では、春節休暇空けの2月3日の取引で上海総合株価指数が9%近く下落して始まり、市場参加者のリスク回避姿勢が鮮明になっています。世界の主要株式市場では、年初の中東情勢の混乱を乗り越え、株価は順調に値を戻していましたが、急ピッチな株価上昇に警戒感が出始める中での悪材料の出現により、株式市場では利益確定の売却行動が促された形です。当面は感染拡大のペースと経済的なダメージの広がりを見極めながらの、慎重な投資行動が求められそうです。
ついにイギリスがEUから離脱、これから何がどう変わるのか
今のところ大きな混乱はないが…
いわゆる「ブレグジット」の是非を問う2016年6月の国民投票が事前予想を覆す「離脱」という結果となり、世界中の人々をアッと言わせてから約3年半。イギリスが現地時間の1月31日午後11時(日本時間2月1日午前8時)に、欧州連合(EU)から離脱しました。1973年にEUの前身のヨーロッパ共同体(EC)に加わってから47年間、他の加盟国とともに歩んできた英国が袂(たもと)を分かったことで、欧州は転機を迎えようとしています。
精神科医に聞く、上司と部下の理想の対話とは?1on1の危険性
斎藤環さんが危惧する「職場のコミュニケーション」
職場のコミュニケーションを深めるために、これまでは懇親会や飲み会などが行われてきましたが、最近は「1on1ミーティング」を取り入れる会社が増えています。一体どんな効果があるのでしょうか。また、行う際に注意すべき点はあるのでしょうか。精神科医の斎藤環さんに伺いました。斎藤さんは、1on1を行う際は、気をつけなければ社内の人間関係を悪化させてしまうと警鐘を鳴らします。
「内部告発者を守ること」は株価の動きにどう作用するか
企業倫理と株価の関係を探る
近年、企業の不祥事を耳にする機会が増えました。不正会計、労務管理の問題、情報漏洩や検査偽装など、あらゆる分野で事件が発生しています。昔と比べて労働時間の管理や、顧客情報の管理が厳しくなった昨今では、法令に抵触しないように不正が発生しやすくなっているのかもしれません。とはいえ、検査偽装など昔から行われていたことが、今になって明らかになるケースも少なくありません。これは、昔と比べて内部告発が行いやすくなったからです。日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の失脚も、内部告発が引き金となりました。その背後には、「内部告発の保護」に関して政策(ポリシー)を定め、実践する企業が増えたことがあります。今回は、内部告発保護ポリシーと株価の関係を調べてみます。
資産5.5億円個人投資家、www9945さんがベトナム株に投資する理由
日本株にない魅力とは?
資産5.5億円の個人投資家www9945さんは現在、国内外の株に幅広く投資しています。前回の成長株投資に続き、今回は配当狙いの投資と、資産の3割を占める外国株投資について聞きました。
共働きワンオペ育児がつらい…やりがいのある仕事を手放してもいい?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、仕事のやりがいはあるものの、フルタイム勤務がつらいという34歳の共働き主婦。パートに切り替えたいといいますが、いまのような貯蓄ができなくなることが不安だといいます。FPの鈴木さや子氏がお答えします。 体力的にも、気力的にも、子育て環境的にも、フルタイム共働きがキツイです……。いまの職場では法人営業部に所属していて部下が数名おり、責任もやりがいもあります。ただ、持ち帰りの仕事も多く、残業もあるため、子どもとの時間がなかなか取れません。パートに切り替えたいとも思いますが、妻の給与が半分または3分の1になった場合、いまのような貯蓄はできず、子どもの教育費や老後など、将来の家計的に大丈夫なのか漠然とした不安に駆られます。夫は泊まりや研修も多いので、ほぼワンオペ育児になります。夫の仕事ぶりを尊敬しておりますので、夫側の働き方を変更することは考えていません。〈相談者プロフィール〉・女性、34歳、既婚(夫:34歳、会社員)・子ども2人:9歳、2歳・職業:会社
「新型肺炎」で非常事態宣言、イタリア現地で見た観光国の反応
パニックはないが、強い警戒意識
2019年12月に中国の湖北省武漢市で発見された新型コロナウイルスによる肺炎。その勢いは未だに衰える気配はなく、世界中の人々がその行方を見守っています。最近では日本国内で人から人への感染があったことも確認され、いよいよ対岸の火事とは言えなくなってきました。日本では連日報道されているこの新型コロナウイルス。海外ではどのような反応なのでしょうか。ヨーロッパの例として、イタリアの状況をお伝えします。(本記事は原稿執筆時である1月31日19:00時点の情報をもとにしています。)
バーガーキング、閉店マックに縦読みで「勝利宣言」の真意
文字をつなげると「私たちの勝チ」
1月31日をもって閉店する、東京・秋葉原にあるマクドナルド。そのすぐ近くに位置するバーガーキングがマクドナルドに向け、店舗前に「たくさんのハッピーをありがとう。」と記したポスターを30日夜から掲出しています。しかし、ポスターのメッセージの文頭を「縦読み」すると、マクドナルドに対する勝利宣言にも読める内容だとして、Twitterで話題になっています。どのような狙いがあるのでしょうか、運営会社に取材しました。
「いきなり!ステーキ」でJCBが使用不可に? ネットに飛び交う“窮地説”の真実
「クレカ会社から見放された」は本当か
ステーキチェーンの「いきなり!ステーキ」でJCBカードが使えなくなったということが、1月下旬にネット上で話題になりました。「いきなり!ステーキ」といえば、運営会社であるペッパーフードサービスの株価が業績悪化の影響で1年間で3分の1になるなど、何かと話題になっている最中。それゆえ、クレジットカード会社からも見放されたかのような書き込みも散見されました。はたして、真実はどうなっているのでしょうか。
「新型肺炎」と「SARS」を同一視して株式投資することの危険性
多くの市場関係者の見方に物申す
新型コロナウイルスが、1月中旬に中国において新型ウイルスと認定され、その後、中国以外の国にも感染者が広がりました。感染者数は日々増えており、1月30日の日本時間の8時時点で、中国国内での感染者数は約7,000名を超え、死者は約170名に達しています。今回同様に、中国発のコロナウイルスが原因となったSARS(重症急性呼吸器症候群)は2002年年末から2003年春先まで発生しましたが、中国で5,327名が感染し、致死率は約10%に及びました。1月30日時点で、今回の新型コロナウイルスの感染者数はすでに中国国内のSARSのそれを超えており、日々増え続けています。今回の新型ウイルスとSARSには共通点が多いとされていますが、感染メカニズムや潜伏期間が異なるとの見方もあります。はたして今回の新型肺炎は、世界経済の先行きにどのような影響を与えそうなのでしょうか。現段階での筆者の見解を述べたいと思います。
ガッツリ系の「かつや」が女性向け「たらこスパ」専門店に挑むワケ
既存業態とのシナジーは?
とんかつ専門店「かつや」などを展開するアークランドサービスホールディングス(HD)。ボリュームたっぷりの“ガッツリ系”料理でこれまで拡大してきましたが、子会社のフィルドテーブルでスタートさせる新業態は、毛色が異なるようです。1月31日に東京・渋谷にオープンするパスタ店「東京たらこスパゲティ」は、女性がターゲット。同社がたらこスパゲティの店を出す背景には、どのような事情があるのでしょうか。
1年で50%上昇、日本の投資家は「ナスダック」にどう向き合うべきか
買うとしても、どういう買い方がベスト?
短期的な下落を伴いながら高値を更新し続けた、2019年の米国株式市場。2020年に入っても勢いは衰えず、NYダウ平均は3万ドル、ナスダック総合指数は1万ポイントをうかがう流れとなっています。中でも、ハイテク銘柄で構成されるナスダック総合指数は、米国を代表する株価指数であるNYダウやS&P500と比べても強さが際立っており、2019年1月につけた直近安値に比べて約50%の上昇となっています。停滞感の漂う日本株に比べて、米国株、特にナスダックはなぜここまで力強い値動きとなっているのでしょうか。日本の投資家が考えておくべき、ナスダックとの向き合い方を検討してみます。
資産5.5億円専業投資家、成功をもたらした「デフレ銘柄」と今後の注目セクターは?
スシロー、神戸物産が伸長
投資歴27年で5.5億円の資産を築き上げたwww9945さん。投資法は、優待・配当株によるインカムゲイン狙いと、成長株によるキャピタルゲイン狙いの二本立て。前回は投資手法についてお話を聞きました。今回は成長が見込めそうな銘柄の探し方と、今後の日本株で注目しているセクターについて聞きました。