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経済、投資の最新情報、仕事の給与や稼げる副業情報などを紹介します。
日銀「黒田マジック」、次の5年は何を期待?
実態なき神通力に過度の期待は禁物
日本銀行の黒田東彦総裁の続投が決まりました。就任当時の日経平均1万2,000円台が、3月8日時点で2万1,000円台と大きく上昇しており、株式市場的にはプラス評価でしょう。一方で日銀金融政策のマイナス影響への指摘もありますし、追加策が見当たらず限界論も聞かれます。そもそも日銀政策がどういう効果があったのか、次の5年に何が期待できるのでしょうか。
流行りの少額投資、やみくもに手を出す前にやるべきこと
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。去年1人暮らしをきっかけに投資を始めました。現在、証券口座を2つ、ソーシャルレンディング口座を5つ、積立の個人年金ほか、さまざまな投資を行っています。いろいろ動いていますが、元手も少ない中さまざまな投資に資金を入れているため、1つ1つの投資金額が少なくなり、開設だけしてほったらかしになっているものもあります。あまり風呂敷を広げずに1つの口座で運用した方がよいのでしょうか?<相談者プロフィール>・男性、25歳、未婚・職業:会社員・居住形態:賃貸(一人暮らしを始めて1年ほど)・住んでいる地域:東京都・手取り月収:21万円・毎月の支出目安:15万円
SBI・松井も参戦、株取引が得になる「ダークプール」の魔力
個人投資家に福音か、それとも…
東京証券取引所で売買するよりも有利な条件で株取引ができると謳ったサービスが広がりを見せています。2月28日にフィンテックベンチャーのフィナテキストが発表したのを皮切りに、松井証券やSBI証券といったネット証券大手も参戦を表明しています。これらの企業が採用しているのが、いわゆる「ダークプール」という取引の仕組みです。どういうカラクリで東証よりも有利な条件になるのか。そして、そこにリスクはないのでしょうか。
重視するのは「〇〇水準」、魅力ある勤務先ランキング
皆は会社に何を求めているのか
安定した雇用、柔軟な働き方、仕事のやりがい……。「魅力のある企業」とは、どんな企業を指すのでしょうか。総合人材サービス会社のランスタッドが「エンプロイヤーブランド・リサーチ 2018 ランスタッドアワード」の調査結果を発表しました。このリサーチは、世界共通の基準で企業の魅力度(エンプロイヤーブランド)を測る大規模な調査です。2000年にベルギーで始まり、現在はイギリス、中国、シンガポールを含む約30の国と地域で年1回実施されています。発表会では、調査結果で上位に選出された企業が「勤務先として人材を引きつける魅力のある企業」として表彰されました。2012年にスタートし、今年で7年目を迎える日本の表彰式。勤務先として評価されたのは、どの企業なのでしょうか。
投資先として有望か、「タイ経済」の現状と今後を読み解く
2017年は5年ぶりの高成長
タイ政府は2月19日、2017年10~12月期と2017年年間の実質GDP(国内総生産)成長率を発表しました。結果は10~12月期が前年同期比4.0%増と、7~9月期(同4.3%増)からは減速したものの、2017年年間では前年比3.9%増と、2016年の3.3%増を上回り、5年ぶりの高水準を記録しました。政治の安定と経済活動の本格化が、こうした高い成長率につながっていると思われます。加えて、タイが直近で力を入れようとしているのがデジタル産業の推進です。経済の現状とデジタル産業推進に向けたタイの動きを探ってみましょう。
サラダがウマいステーキ屋「ブロンコビリー」高収益の秘密
13年連続で利益率12%超
「ブロンコビリー」というステーキ店をご存じでしょうか。名古屋発祥の外食チェーンで、これまでは東海地方を中心に店舗を展開してきましたが、最近は首都圏や関西で出店ペースを加速しています。同社の特長の1つが、サラダが格段においしいこと。肉料理の待ち時間に客を飽きさせないよう、サラダバーを導入しているステーキ店チェーンは多いですが、その中でもブロンコビリーのサラダは野菜の鮮度や品ぞろえが群を抜いています。そして、これが13年連続で12%以上の経常利益率を達成できている、大きな要因の1つになっているようなのです。上場している外食大手20社の平均が4%前後で推移していることを考えると、いかに驚異的な高収益体質かということがわかります。おいしいサラダが高収益を生み出す要因の1つとなっている背景を調べてみました。
相場格言「落ちてくるナイフは掴むな」の後はどうする?
底値で拾う2つの投資法
相場格言は「落ちてくるナイフは掴むな」と教えています。「上げ百日、下げ三日」と言われるほど、下落相場は速いのが普通です。よって、今日が底値だと思って買っても、数日違ったら大きな損失になることもあり得ます。実際、2月のNYダウ平均株価は1日で1,000ドル以上も下落した日が2度ありました。その前日に投資していたらと思うと、ゾッとします。このゾッとした感じや「落ちてくるナイフは掴むな」という相場格言は、実生活でも炊事場で包丁を床に落とした経験のある人なら実感が湧くでしょう。ただし、落とした包丁が床から跳ね返って宙を舞っている間も危ないことに変わりはありません。相場でも株価がリバウンドしてきてしまうと、買いにくいものです。実際、NYダウはかなり戻していましたが、最近の4営業日で1,000ドル以上も下落してしまいました。そこで底値で投資する方法が必要になります。“床に突き刺さったナイフ”を見つける方法です。今回は2つの方法を紹介します。
楽天で学んだ“目標を絶対に達成する行動習慣”とは
リスクを小さく抑えて最大の結果を出す
『楽天で学んだ「絶対目標達成」7つの鉄則』の著者で、コンサルタントや出資者として複数のベンチャー企業の経営に関わる小林史生さんは、草創期の楽天でキャリアを磨いた経験を持ちます。入社は2000年。「楽天市場」の初期の主要メンバーとして活躍し複数の事業部長を歴任したのち、買収先のアメリカ企業の社長に抜擢され低迷していた会社の再建に成功するなど、成果を上げ続けました。そして、楽天を卒業後、自分のコンサルティング会社を興し様々な会社の支援をしていたとき、次のことに気がついたそうです。「楽天で当然と思って実行していた経営手法や営業メソッドは、業界や企業規模にかかわらず非常に有効で、すぐに結果を出すことができる方法である」それは、数多くの楽天出身者がグローバルなビジネスシーンで大活躍していることからもわかります。前掲の小林さんの著書には、事業を拡大し続ける楽天で毎日実践されている目標達成のための手法や仕組みが、惜しげもなく公開されています。ほんの一部ですが紹介しましょう。
次世代通信「5G」1年前倒しは、どれだけヤバい事なのか
グローバルの変化に大慌ての日本勢
携帯端末の次世代通信規格・5Gの導入が早まりそうです。これまで日本で5Gが始まるのは東京オリンピックが開催される2020年だとされていました。が、欧州や米国では1年前倒しの2019年になりそうだというニュースが入ってきて、一気に携帯業界がざわついてきました。海外勢が5Gを始めれば、日本も遅れているわけにはいかないのです。なぜそうなのでしょうか。そして、5Gが始まることで日本経済にはどんな変化が起きるのでしょうか。
1万円で運用するなら…お金の専門家が“独断”で選んだ運用先3
少額から始める投資への第一歩
-お金がたくさん欲しい-読者のみなさんのほぼ全てに共通する願いでしょう。でも、お金を増やすためにお金の運用をするにしても、投資をしたことがない人にとってはハードルが高いのも事実です。ただ、そうは言っても行動しなければ何も変わりません。投資というと、100万円とか300万円とか大きな金額をイメージしがちで、それだけ大きな金額だと、お金がなくならないか不安になってしまうのも事実です。では、1万円だといかがでしょう。1万円は多すぎず少なすぎずの金額です。もちろん、金額は、100円でも1000円でも3000円でも良いのですが、その金額だと増えるスピードは低いので実感が湧きにくいのと、投資先が限られてしまいます。今回は、筆者が独断で選んだ、月1万円から始めるお金の運用先を3つご紹介します。*運用は自己責任でよろしくお願いします。
レジェンド葛西の新著もランクイン!ビジネス書ランキング
35年間秘密だった心身強化メソッドとは
1月のビジネス書ランキング第1位は『大人の語彙力ノート』。昨年11月に放送された「Qさま!!大人の語彙力テストスペシャル」(テレビ朝日系列)を著者の齋藤孝さんが監修したこともあり、その後好調に売れています。
3年半ぶり観光再開、いま阿蘇山と熊本で何が起きているか
震災復興の“旗印”へ高まる期待
2014年8月に入山規制が出されてから約3年半。熊本県・阿蘇山の火口周辺への立ち入り規制が、2月28日に解除されました。これによって、火口から半径1キロメートル以内への立ち入りができるようになりました。同日に行われた記念セレモニーには、熊本県の営業部長兼しあわせ部長であるくまモンや、阿蘇市のイメージキャラクターのあか牛くんが登場。その後の火口見学は濃霧で断念となりましたが、それでも現地の雰囲気は熊本が誇る一大観光地の復活に笑顔があふれていました。今回の阿蘇山観光の復活は、地元・熊本の経済にどのような影響を及ぼしうるのでしょうか。データを基に考察してみます。
証券業界に激震? 株取引「手数料ゼロ」アプリの衝撃
時代は「証券3.0」に突入か
「自然に株がわかるようになる。取引のアイデアがざっくざく湧いてくる。忙しい人でも手軽に取引できる。そんなツールを開発しました」イベントの後半でタレントの石田純一さん、鈴木奈々さんとのトークセッションが控えていたからでしょうか。2月28日に開いたローンチイベントの檀上、フィンテックベンチャー「フィナテキスト」の林良太代表は、オーバーアクションで興奮ぎみに力説しました。この日に発表されたのは、同社の子会社が開発した、コミュニティ型の株取引アプリ「STREAM(ストリーム)」。最大の特長は、株の取引に伴う手数料を日本で初めて恒常的にゼロにした点です。はたして、どんな仕組みで手数料をゼロにしたのか。そして、どんな事業展開を考えているのでしょうか。テンション高めのイベントの内容から、ひも解いてみます。
株価下落“第2波”は「過剰流動性相場」終わりの始まり?
パウエル発言で不安が増幅
2月から始まった世界的な株安は、簡単には終わりそうにありません。3月1日の日経平均株価は、前日比343円安の2万1,724円と大きく下げました。2月27日に、米FRB(連邦準備制度理事会)のジェローム・パウエル議長が議会証言で、「個人的には景気見通しは力強さを増してきた」と発言したことが、戻り歩調にあったNYダウ平均株価、日経平均が再び売られるきっかけとなりました。米国の景気が良いという話は、普通は、株にプラス材料です。しかし、今回は通常とは逆の影響を株式市場に及ぼしました。その背景には、どんな事情があるのでしょうか。
米国金融市場の混乱と円高の行方
金利・株価の乱高下は今後収束へ?
2月半ばにかけて米10年国債利回りが約4年ぶりの2.9%台に急上昇し、NYダウ平均株価も1,000ドル単位の上げ下げを繰り返す中、為替市場ではリスク回避を理由に“安全通貨”とされる円やスイスフランが全面高となりました。この間、平常時ならばドル買い要因となりそうな強い米経済指標や米金利の上昇、円売り要因となりそうな黒田東彦・日本銀行総裁の続投による金融緩和継続期待などもありましたが、市場はこれらを材料視せず、ドル円も一方的なドル安円高が進むと、約1年3ヵ月ぶりとなる1ドル=105円台半ばまで下押す場面がみられました。いったい市場に何が起きたのでしょうか。そして、このような動きは今後も続くのでしょうか。
利益3倍増、「いきなり!ステーキ」快進撃に死角なし?
1号店出店からわずか4年で急成長
「他の追随を許さないところまで一気に走り抜けていく。『いきなり!ステーキ』のブランドを高めたいと思っています」。2月26日に開かれたペッパーフードサービスの2017年度決算説明会で、一瀬邦夫社長は競合の動きを意識しながら、こう発言しました。手軽に食べられる“立ち食い方式”や“量り売り”で、ステーキの新しい市場を切り開いた「いきなり!ステーキ」。 グループ全体の本業の儲けを示す営業利益は、2017年度に前期比2.4倍と急拡大しました。同社の好調ぶりにあやかろうと、類似業態を出店する競合他社が出てくるほど。いきなり!ステーキを2013年に出店し始めてから、わずか4年で急成長を遂げたペッパーフードサービスの勢いは、どこまで続くのでしょうか。
日経平均100万円への道
株式市場を超長期目線で考える
商売柄、いろいろなところで講演をする機会が多いです。2月の初旬にも、あるところで講演をしました。講演のタイトルは「株は上がるものである!」でした。そうしたら、講演の前日にニューヨークの株式市場が急落。ダウ平均株価は1,000ドルを超える史上最大の下げ幅を記録しました。間が悪いこと、このうえありません。しかし、講演のタイトルはすでに告知してしまっている以上、変更できません。株が下がると非常に困るのです。なにしろ、こちらは「日経平均株価3万円」などと記者会見まで開いて、テレビのニュースにもなったり、週刊誌で報じられたりしているのです。レギュラーコメンテーターを務める経済番組の新春企画でも「今年の日経平均は3万円にいく」と目標株価を掲げてしまっています。今さら後に引けません。しかし、こうなった以上、新しい予想を出すしかないでしょう。新しい予想、それは……。
株式?債券?不動産? 税制上メリットのある金融商品
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する深野康彦氏がお答えします。現在50代前半で人材提供などを行う会社で、従業員10名程度のみなし役員をしています。年収は現状2000万円近くあり、預金が8000万円ほど、マンションのローンは終了しています。今まで資産運用をしておらず、不動産や株なども持っていません。個人型確定拠出年金は毎月限度額(と理解しています)の68,000円を支払っています。今後のことを考え、課税所得を減らす(節税)ため、税制上のメリットがある商品を運用したいのですが、おすすめの商品はありますか? 小規模企業共済は、みなし役員(出資はしていますが、役員として登記をしていない)ですので資格から外れるのではないかと思います。アドバイスいただけますようお願いいたします。(50代前半 男性 既婚・子供なし)