ビジネス
経済、投資の最新情報、仕事の給与や稼げる副業情報などを紹介します。
日本にも関係大?アジアで広がるインフレ機運の実情
アジア各国で何が起きているのか
日本では4月に入ってから各所で値上げのニュースが散見されます。内閣府が発表している月例経済報告の基調判断を見ても、最新号(3月)では前月の「消費者物価は横ばいとなっている」から、「消費者物価はこのところ緩やかに上昇している」と表記が変更されました。長いこと政府が掲げている「デフレ脱却」が実現されるのかに注目が集まります。また、日本だけでなく近隣諸国であるアジア各国の状況を把握することで、マーケットや経済を高いレベルで分析できるようになるため、今回はアジアの他の国の物価事情も少し見ていきましょう。
ICOが諸悪の根源? 金融庁「仮想通貨研究会」の行方
第1回会合を振り返る
4月10日に開かれた金融庁の「仮想通貨交換業等に関する研究会」の第1回会合。同庁の会議室は傍聴者や報道陣で超満員となり、仮想通貨に対する世間の関心の高さがうかがわれました。世間の耳目が集まる中、初回の会合ではどのような議論が展開されたのでしょうか。オブザーバーによる説明と会合メンバーから出された意見の要旨を振り返ってみます。
株初心者にこそ使ってほしいテクニカル分析ツール
「グランビルの法則」をご存知ですか
日経平均株価は2018年1月23日に 2万4,129円と、1991年11月以来、約27年ぶりとなる高値を付け後、調整局面に入っています。この調整局面がいつまで続き、どの段階で反転上昇に向かうのか、株初心者では判断がつきづらい状況です。しかし、足元のような状況においても、トレンドや移動平均線を活用したテクニカル分析を用いれば、重要な下値メドや戻り高値のメドをあらかじめ予測することが可能です。
投資用物件4つ保有するも毎月3万の赤字…立て直すには?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。投資用のマンションを4件持っており、8,000万円の借り入れがあります。同時に金融資産を2,500万円運用しています。現在、借入金の繰上げ返済をすべきか、金融資産をそのまま運用するか悩んでおります。マンションの収入は30万円程度で、ローン返済や管理費など33万円程の支払いがあります。完済は最も早いもので70歳、遅いものだと80歳です。年収は手取りで600万円程度。生活費で500万円というところでしょうか。どのような観点で運用していけばよいでしょうか。(40代前半 既婚・子供1人 男性)
ニトリと大塚家具、財務データに映る明暗の根本原因
どうして状況はこんなに対照的?
4月4日、ニトリホールディングスの株価が一時、1万9,490円を付ける場面がありました。この価格は年初来高値であるだけでなく、上場来最高値でもあります。3月27日発表の2018年2月期決算の好調ぶりを受けてのことでしょう。ニトリは2018年2月期が創業50周年にあたり、その記念すべき年に31期連続での増収増益も達成しました。一方、同じ家具の小売りでありながら、対照的な状況に陥っているのが大塚家具。前期比で減収になるのは3期連続、営業赤字は2期連続です。いったい何が両社の明暗を分けたのでしょうか。財務データをひも解くことで、その根本原因を探ってみます。
為替市場は「貿易戦争」懸念を適切に消化できているか
報道やムードに惑わされるな
3月下旬には一時、1ドル=104円台まで円高ドル安が進行したドル円相場。足元は1ドル=107円前後で推移しており、一時のような円高局面は一巡した感があります。では、この先の為替相場どのように見通せばいいのでしょうか。各種の経済指標の動きや米政権関係者のコメントなどから、読み解いてみます。
資産いくらで外貨資産を検討すべき?分散投資のすすめ
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。通貨の分散投資は、資産がどのくらいになるタイミングで検討する必要がありますか。結婚、子供が産まれたことをきっかけに、資産運用に取り組み始めました。投資歴は5年ほどですが、本格的に始めたのは、ここ3年となります。投資の目的は、教育費の積み立てと老後資金の確保です。長期投資を前提に、まずはやってみようということで、これまで日本個別株への投資、インデックス投資信託、海外個別株、海外インデックス投資信託、ETFなどにチャレンジしてみました。海外個別株、ETFにチャレンジする中で、為替手数料や購入にかかる手数料が日本株と比較するとそれなりにかかることから、ある程度資産ボリュームが出てから取り入れたほうがいいのではと考えるに至りました。そのため、日本円で購入できる投資信託で、しばらくは日本と米国を対象にしたインデックス投資を積み立てしながら資産形成を進めようと考えておりますが、資産がどのくらいになったタイミングで通貨分散を考慮する必要がありま
積立投資の有効性と「つみたてNISA」「iDeCo」の活用法
イベントレポート
2018年2月17日に開催されたイベント「【マネーリテラシー】が身につく1Dayスクール〜お金に困らない人生を送るために役立つ知識とは〜」。本イベントでは、これから新しい時代を生き抜くための人生設計とお金について、さまざまなセミナーが開催されました。その中から本記事では、大和証券株式会社営業企画部 副部長・長島義浩氏による「現役世代の積立投資 ~つみたてNISA・iDeCoの活用法~」と題したセミナーの内容を紹介します。
ソフトバンク「駐車場シェア」参入が想像以上にアツい理由
新たなシェアビジネスの潮流
ソフトバンクが4月5日、今夏にも駐車場シェアサービス事業に参入すると発表しました。このサービスはAirbnb(エアビーアンドビー)で注目される民泊の、駐車場版のサービスといえるものです。自分の駐車場を他人に時間貸しできるサービスなのですが、いったいどれくらいの需要があるのでしょうか。新しいビジネスチャンスの可能性を探ってみたいと思います。
やっと貯まった100万、そろそろ投資を始めてもいいですか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。なかなか貯蓄ができなかったのですが、ずっと頑張ってやっと100万円ほど貯めることができました。このくらい貯蓄ができると、もう投資を始めてもよいでしょうか。貯蓄をしても利息はほとんどつかないし、仮想通貨や投資などで儲けた話を聞くと、自分も早く始めなくてはと焦ります。効率よく、しっかりとお金を増やしていきたいです。〈相談者プロフィール〉・男性、34歳、妻(33歳・専業主婦)、子供1人(5歳・幼稚園)・職業:会社員・手取り月収:32万3,000円(残業により変動あり)・ボーナス手取り:30万円(年2回支給)・貯蓄額:104万円・投資経験:なし
子供3人の教育費500万は少ない?ただし投資に焦りは禁物
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。今後の投資方針をお聞きしたいです。今年4月に急遽海外に赴任することになり、現在海外で生活中、家族も夏頃に合流予定です。3年から4年後には、日本に帰れる予定となります。これを機に現在の状況について振り返り、帰国後にさらに不動産投資を追加しようと考えております。現状と今後の投資方針についてのアドバイスをお願いします。・家族:妻、子供3人(高校生、中学生、幼稚園)・世帯年収:1,000万円程度(私900万円、妻100万円)・現在の投資内容:【太陽光発電】・3,000万円の太陽光発電施設をフルローンで購入(15年返済)・77kwの発電システムを構築・残債2,500万円・今年で3年目【不動産投資】・新築アパート4部屋を1棟買い・3,500万円をフルローンで購入・今年より開始、現在満室・ローン金利1.9%・表面利回り8%【預金】・定期預金500万円【自宅一戸建て】・築10年、簡単な見積りを取ったらおよそ3,000万円の価値・住宅ローンは残債
投資を考える時のAIとの上手な付き合い方
AIからの予測値を冷静に判断する
3月からスタートした連載も、今回で3回目になりました。これまでの2回は、「桜の開花が早いと株価が高い」「遠くに引っ越す人が多いと株価が高い」という、将来の株価の予測にも使える意外なデータを紹介してきました。今回はちょっと毛色を変えて、AI(人工知能)のお話をしたいと思います。毎日、テレビやインターネットのニュースでは、少なくても1日に1回はAIの話を耳にする方も多いでしょう。AIで私たちの生活が便利になるという話もありますが、その一方で、たくさんの仕事がAIに奪われそうだという気掛かりな話もあります。専門家でもない限りAIの構造やシステムの詳細がわからないのは仕方ないことです。しかし、私たちの生活に今後どんどん入り込んでくるものなら、AIをどのように使って行ったら良いか、知らなければなりません。たとえば、私たちは自動車がどのように動いているのか、細かい構造はよくわかりません。しかし、ハンドルを握ってアクセルとブレーキの使い方がわかれば、運転することができます。AIも車と同じで、構造の詳細までを知っておく必要がないのです。そこで今回は、投資の世界でAIを使った予測との正しい付き合い方のお
完全詳報!マネックス「コインチェック買収」会見全容
1時間の会見で何が語られたか
4月6日午後4時前。マネックスグループによるコインチェック(CC)の完全子会社化に関する会見が開かれるホテルオークラ東京の周辺は、灰色の雲が垂れ込めていました。これは、ただの偶然か、はたまた両社の今後を暗示するものなのか。この日の会見には、マネックスからは松本大CEO(最高経営責任者)、勝屋敏彦COO(最高執行責任者)が、CCからは和田晃一良社長、大塚雄介COOが出席しました。いったいどんな内容が語られたのか。7,000字超の完全詳報をお伝えします。
相続で突然手元に舞い込んできた1億円、どう活用する?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。年末に跡継ぎだった独身の兄が亡くなり、まとまった現金と不動産を相続しました。現在の年収は550万円で、資産は定期預金500万円と郵便貯金200万円で、借金はありません。そこに、田舎の家土地(800万円ほど)、保険および預金1億円と、突然大金が舞い込んできてどのように管理するべきか悩んでおります。相続税は1,200万円程度で、それを除いても9,000万円は手元に残ります。現在考えている使い道としては、田舎の家を引き払い、5,000万円近くを使って、近畿の幹線沿いに家を買おうかと思っています。うち半分くらいをローンにして所得減税に利用し、後に減税がなくなったところで残債を払う計画です。定期預金と郵便貯金は、子供の教育資金として積み立てを続けるつもりです。使う予定のない3,000万円を資産運用するなら、リアルアセットにも挑戦したいです。また、家庭向けのソーラー発電も資産となりえるならチャレンジしたいです。こんな計画を立てていますが、アド
ミーツ国分寺が本日開業、「三越伊勢丹」の虎視眈々
地元密着型SCで狙うものは?
JR中央線の国分寺駅の改札を出て、左手に歩くこと数秒。駅北口の再開発ビルの1~4階部分で4月7日に開業するのが「ミーツ国分寺」です。内覧会が開催された同月5日は、開業に向けた最終準備が進められていました。この商業施設を運営するのは、百貨店大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)。同社はこれまでもアルタやラシックといったショッピングセンター(SC)を展開してきましたが、いずれも都心立地。郊外立地の地元密着型SCを運営するのは、今回が初となります。三越伊勢丹HDとして初の郊外型SCとは、どんな店舗なのでしょうか。そして、同社が初の試みに踏み出した背景には、何があるのでしょうか。経営幹部に取材しました。
既存小売りはネット通販に勝ち目があるのか
アマゾン配送料値上げでどうなる?
アマゾンジャパンが4月4日、配送料体系の変更を発表しました。アマゾン以外のネット通販業者にも送料引き上げの動きが広がっています。顧客からみるとトータルの支払額が増えることになりますが、送料引き上げの動きが続いた場合、これまではネット通販に押され気味だった既存の小売業界が息を吹き返すことにつながるのでしょうか。
45歳で総資産5400万、このまま早期リタイアしても大丈夫?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。仕事と人間関係に悩みうつ病を発症、45歳の時に退職しました。病気が治ったら社会復帰したいと思いつつも、現状は症状が思わしくなく、このままリタイアする可能性もあります。その場合、現在の資産で今後の生活が成り立つのかが不安です。試算した限りでは、90歳まで資金が底をつくことはありませんでしたが、欠けている視点などもあるかと思い、先生のアドバイスをいただけますと幸いです。【現在の収入と支出(基本的な生活費)】収入:傷病手当金28万円、所得補償保険35万円(いずれも期間限定)。支出:基本生活費(家賃、食費等)11.5万円、国民年金1.8万円、国民健康保険1万円、住民税5,000円/年。【今後の収入変化と予測される特別な支出】・保険金の受給終了後は収入の見込なし(保有金融資産の運用益を除く)・結婚、教育費、家購入などの予定なし【退職後の収入・支出見込み】・支出は大きく変化する見込みなし。・厚生年金を70歳繰り下げ受給。年金額年220万円(
議論は迷走ぎみ? 第3回「FX有識者検討会」の憂鬱
議題は“消費者保護”なのか
店頭FX(外国為替証拠金取引)業者の決済リスクへの対応について議論するため開催されている有識者検討会。その第3回会合が3月29日に金融庁で開かれました。検討会に先行する形で、昨年末から「FXのレバレッジを現在の最大25倍から同10倍に制限する方針」という報道が流れていますが、これまでにレポートしてきた通り、第1回、第2回の議論は、観測報道とは少し異なる展開を見せています。第3回の会合では、どのような議論が展開されたのでしょうか。