ビジネス
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逆境をチャンスに変える「雑草」。そのしたたかな生存戦略に学ぶ
強みを活かせる場所を選ぶべき
「雑草」といえば、抜いても抜いても生えてくるし、アスファルトのちょっとしたすき間からでも顔を出したりもする、強くたくましいイメージがあります。「雑草魂」という言葉にも、打たれ強さや、へこたれない心、といった意味が込められています。しかし、植物学者の稲垣栄洋氏によれば、雑草は他の植物との競争にとても弱く、「まともに戦ったのでは勝ち目がないので、競争力を求められない場所を選んで」生えているのだとか。私たちが持つ常識的なイメージとは違った一面があるようです。稲垣氏の著書『雑草という戦略』には、弱者としての合理的な方法によって、競争を避けて確実に子孫を残す、雑草の生き残り戦略が紹介されています。逆境も巧みに利用して繁栄する雑草たちの意外な生態には、私たちの人生やビジネスにも通じるヒントが隠れています。雑草が得意としている特殊な環境は「予測不能な激しい変化が起こる場所」である。もし、私たちが生きている現代が、予測不能な時代なのだとしたら……雑草の戦略が役に立たないはずがない。(『雑草という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか』「はじめに」より)
残高約1億以上が条件、富裕層がプライベートバンクを使うワケとは?
現役プライベートバンカーが明かすマル秘テクニック
「プライベートバンク」ってご存じですか?私は国内の証券会社、外資系の銀行、国内の信託銀行で勤めたのち、2019年に同僚が立ち上げたプライベートバンキングビジネスに参画しました。日本ではプライベートバンクという存在自体、あまり知られていません。富裕層に特化したサービスであるため、金融機関でも一部の選ばれたお客様にしか声がかからないからです。そこで、プライベートバンクで提供されるサービスの一部を明かしつつ、同等のサービスを利用できるテクニックをご紹介していきたいと思います。
1ドル104円台、3月以来のドル全面安を引き起こしたのは誰?
新型コロナウイルス再拡大
為替市場では7月下旬から円高ドル安基調が鮮明になっています。一時は104円台前半をつける場面もありました。新型コロナウイルス再拡大が懸念される中、為替市場で何が起きているのでしょうか。その背景と今後を展望してみたいと思います。
1億円の物件購入、「400万円マイナスでも利益になる」不動産投資の醍醐味とは
売却で手にした現金は3400万円
26歳からの2年間で資産5,000万円、現在は5億円の総資産を持つ不動産投資家の束田光陽さん。30歳のとき、初めて“1億超え”の物件を購入します。そして、ここでも現在に続く不動産投資の必勝法を覚えたとのこと。前回に続き、束田さんの投資エピソードを紹介します。
働き方を変えたいと思った時、あなたに「武器」はありますか?
あなただけの第3の強みを見つけよう
総務省が発表した労働力調査によると、2020年6月の完全失業者数は195万人(前年同月比33万人増)。休業者数は236万人(前年同月比90万人増)で、合わせると431万人におよびます。一方、新型コロナウイルス感染拡大防止のために発令された緊急事態宣言を機に在宅勤務や時差出勤などの措置が取られました。それに対し、エッセンシャルワーカーなど、普段と変わらず出勤を続けた人たちもいます。これらの変化は働く人々の意識に少なからず影響を与え、コロナ禍をきっかけに働き方を見直したり、変えたいと考える人が増えたように思います。しかし、働き方を変えることは容易ではありません。あなたに都合のいい条件の求人は決して世の中に多くはなく、仮に運よく見つかったとしても、条件の良い仕事は得てして倍率が高いものです。では、今の働き方を変えたいと思った時、どうすればいいのでしょうか?できることの一つは、あなた自身の強みを把握しておくことです。仕事条件の交渉や転職などを通して希望をかなえたい時に、強みは成功確率を高める武器となります。
不動産投資家が実践、「家賃100倍の法則」「ファミリータイプ大化け戦法」とは
埼玉、千葉を買ったワケ
26歳で不動産投資を始め、2年間で資産5,000万円、今は5億円に積み上げた束田光陽さん。無我夢中でやった初期の不動産投資が「自分のスタイルになった」と言います。そのスタイルは「ファミリータイプ大化け戦法」「家賃100倍の法則」など、ユニークなものばかり。前回に続き、束田さんの投資の足跡と合わせて聞きました。
コロナ特需に騙されない!プロが教えるこれから活躍が期待できる銘柄の選び方
注目業界をイメージするだけでなく、業績数字のチェックも
コロナ禍で私たちの生活も大きく変わりました。自宅から出かけるときはマスク着用がマナーになり、ソーシャルディスタンスを確保する生活が強いられています。“ニューノーマル”と言えば聞こえ良いですが、様々な制約を受けた生活で心理面でも後ろ向きになりがちです。人々の消費も落ち込み、景気は厳しい状況になっています。とはいえ、生活スタイルが変われば新しいニーズが生まれます。そして将来のニーズに対応していく業界が今後の景気回復のけん引役として期待されます。今回はニューノーマルで期待される企業の選び方を紹介します。
トランプ大統領と民主党、米株高に寄与するのはどっち?
民主党バイデン候補の政策を読む
8月に入っても米国株高が続き、12日にS&P 500指数はコロナショック前の2月の最高値水準にあと数ポイントまで上昇しました。今年も多くの他の先進国対比で米国株はアウトパフォームしていますが、米国の株高を支えているのは、コロナショック対応で繰り出された金融財政政策だと筆者は考えています。
相場の動きが“思ってたんと違う” その時注意すべきこと
もうはまだなり、まだはもうなり
長い梅雨が明け、蝉の声もとともにうだるような暑さがやってきました。しかし、株式市場は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で冴えない展開となっています。4~6月期の決算発表が本格化するなかで、新型コロナウイルスの影響から芳しくない決算を発表する企業も多くなっていることが大きな要因です。現在の相場のように、先行きへの見通しが立たない状況下ではどのように株式市場と向き合っていけばいいのでしょうか。
コロナ禍で「SNSを最も賑わせた投資銘柄」ランキング
1位は普段日の目を見ないあの銘柄?
コロナ禍では、オンラインミーティングツールを提供するIT企業等が思わぬ恩恵を受けた反面、旅行業界や航空業界が大きな打撃を受けるなど、セクターによって明暗が別れる展開となりました。各国の金融緩和の甲斐もあって、日経平均株価はコロナ禍前とほぼ同水準の22,000円代まで戻しています。しかし、新型コロナウイルスの第二波が再び日本経済に悪影響をもたらす懸念もあり、油断できない状況が継続しているといえるでしょう。業績見通しを非開示とする企業も出現するほど不確実性の高い相場環境では、第三者の投資家目線も投資判断のひと要素として取り入れる余地があるでしょう。
総資産5億円を達成、不動産投資を始めたきっかけは「自宅購入」だった
最初の物件は250万円
投資の定番手法である「不動産投資」。とはいえ、まとまった頭金や融資が必要なことからスタートするにはハードルが高そう。そこで話を伺ったのが束田光陽さん。26歳で不動産投資を始め、2年で資産5,000万円を達成。現在の総資産は5億円とのこと。ファイナンシャルアカデミー「不動産投資スクール」講師も務める束田さんは、どのように不動産投資をスタートしたのでしょうか。
「半沢直樹」と「黒崎検査官」の対決、元金融庁幹部はどう見たか
印象的な"敵役”の実態
日曜夜に半沢直樹が帰ってきました。2013年に放送されて高視聴率を記録し、「やられたらやり返す、倍返しだ!」の名セリフを生んだ池井戸潤原作のTBSドラマ「半沢直樹」の2シーズン目が、7月19日から始まり、8月9日に第4話を迎えました。
ユニクロを買っていたら68倍に!コロナショックを乗り越え、盛り上がるIPO市場
再開後、15銘柄すべてで初値を上回る
新型コロナウイルスの影響で、一時は休止していた新規株式公開(IPO)が好調です。銘柄の動きを示すIPOインデックス(加重平均)が堅調に推移しています。これは対象銘柄の騰落率を時価総額で加重平均したもので、国内株式市場のIPO銘柄の上場後1年間の平均的な動きを表す指数です。QUICKが算出、公表しています。
国策に売りなし?政策チェックで見えてきた有望な投資先とは
骨太方針2020を読む
政府は7月17日に「経済財政運営と改革の基本方針2020~危機の克服、そして新しい未来へ~」(略称:骨太方針2020)を閣議決定しました。この骨太方針とは、小泉純一郎首相が2001年に開始したのをきっかけに民主党政権下を除いて、毎年6~7月に閣議決定を経て発表されているものです。経済財政の基本方針を官僚主導ではなく、首相官邸が政治主導で予算を作ることを目的に始まりました。今後の政府予算の配分にも関わることから、株式市場にとっても重要な指針となっています。ウィズコロナやニューノーマル、新たな日常へとパラダイムシフトというべき大きな変化にある中、政策から見た有望な投資テーマを探っていきます。
半数が「今年の夏は自宅で」、では旅行するドイツ市民はどこへ?
海や山に人が押し寄せる光景も
「今年の休暇はどうする?」例年であればこの時期のドイツは休暇の行き先や過ごし方の話題で持ち切りですが、今年は様子が違います。統計データのオンラインデータベースを提供するスタティスタが「旅行好き」と評するドイツ市民も、コロナ禍においては旅行に対して慎重です。ドイツ公共放送連盟が6月に実施したアンケート結果もこうした姿勢を反映しています。回答者の51%が「今年の夏は自宅で過ごす」と答え、夏の旅行を断念しました。一方「旅行に行く」と回答した人の場合も、行き先は「ドイツ国内」が多数を占めており、国境をまたぐ移動を躊躇する様子がうかがえます。国内の旅行先選びにもいつもと違う傾向が見られます。独ツァイト紙の報道によると、今年の圧倒的な人気はバルト海や北海、フレンキッシェ・シュヴァイツといった自然あふれる場所。それ対して、ベルリンなどの都市は苦戦を強いられています。
ウィズコロナで訪れる"ニューノーマル時代"の変化を楽しむために
新しい生活様式の中で、更に求められるリーダーシップのあり方
新型コロナウィルスの猛威により生活が一変し、ウィズコロナのニューノーマル(新たな状態や常識。避けられない変化を意味する)時代を生きるため、生活そのものの変容が求められてもいます。私たちはきっとこの変化にもうまく適応して、自分たちらしい楽しい生活を見つけられるはずです。限られた環境下で最大限の成果を出す事は一人ひとりの余暇時間も増やし、QOLを高めることにつながります。コロナ禍で働き方が大きく変化する今、自分らしい生き方を大切にしながらも、仲間と共に楽しく成果を出して働けるようにするためにはどんな組織力が必要になるでしょうか。
コロナで二極化する株価、個人投資家の心理を探るには?
信用評価損益率の見方
日経平均株価は2万2,500円前後でのもみ合いが続いています。新型コロナウイルスによるロックダウンが多くの国で解消されて以降、経済再開に対する期待感は高まっていますが、国によっては新規感染者が再び増加するなど、投資家の警戒感は引き続き強い状況です。また、日本では第一四半期の決算発表がピークを迎えていますが、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でも業績を伸ばし続ける企業がある一方で、緊急事態宣言による休業要請や、外出の自粛要請により赤字転落する企業も数多くあるなど、明暗が分かれました。このような中で、株価指数である日経平均株価は、経済再開や量的緩和による上昇圧力と、厳しい企業業績による下落圧力が交錯しあい、2万2,500円前後でのボックス圏の動きが続いています。そんな動きの中でも、個人投資家は活発に売買を行っています。個人投資家は総体としてみてみると、値下がりすると買い/値上がりすると売り、の逆張り志向が強いですが、前述したように株価が二極化する中で値下がりする銘柄も多いほか、信用評価損益率も8月5日時点で-10.21%(買い方)と比較的良好なため、活発に売買が行われているのです。このよ
テスラの時価総額トヨタ超え、「グロース株」優位はいつまで続く?
機能しなくなったバリュー投資
銘柄の特性がどれだけのリターンを獲得しているかを測る「ファクターリターン分析」という手法があります。ファクターリターンの大きさを見れば、市場でいまどのような特性の銘柄が人気を集めているのかを知ることができます。直近でファクターリターンの高いものは、モメンタム(過去1年リターン)やROEなどです。反対にファクターリターンが低いのはバリュー系のファクター(PBRや配当利回り)です。これが示しているのは、成長株やクオリティ(高ROE)株の順張りが奏功しているということです。