生活
食事や買い物、通信、交通など、日々の生活全般のお金の話を紹介します。
父が事業に失敗、多額の借金を背負ってしまいました…
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する深野康彦氏がお答えします。生計を共にしていない父親が事業で失敗、入院してしまいました。会社として3,000万円の借金と仕入れ業者への未払金が500万円ほどあり、個人としても消費者金融から借金が約120万円あります。可能な限り返済していきたいのですが、私は一介のサラリーマンであり、かなり難しい状況です。債務整理や債権放棄、また返済することでの私自身への税額控除等の施策があれば教えてください。(30代 未婚 男性)
クレカの支払いを遅延、記録を消すことはできますか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。10年ほど前に、クレジットカードの支払いを一度払い忘れたことがあり、最近、引越しをしようとした時に保証会社の審査が通りませんでした。不動産会社は「払い忘れが原因ではないか」と言っています。クレジットカードの記録は消えないのでしょうか? また、もし消す方法があったら教えて下さい。(30代前半 独身 男性)
お金のプロが大失敗 “好きすぎた”会社への株式投資
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。「FPの家計相談シリーズ」で質問に答えていただいているお金のプロの方々はどのようにお金を運用されているのですか? 成功談ではなく、失敗談を教えてください。(匿名希望)
20代男、死亡保障付き医療保険への加入は必要ですか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する深野康彦氏がお答えします。ある外資系保険会社の営業マンの方から、死亡保障付き医療保険の営業を受けています。いくつか疑問があるので、教えていただきたいです。(1)そもそも医療保険に入るべきなのか(2)死亡保障か入院保障か(3)保険に入るにしても、ネット専業の保険会社の方が安いのではないか(4)20代で医療保険に入ることは普通なのか保険会社の営業マンは「絶対入るべき」と言いますが、いかがでしょうか?(20代後半 独身 男性)
勤務先が上場、ストックオプションの税金を抑えたいです
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。勤め先の外資企業がもうすぐ株式公開しそうで、ストックオプションの権利を持っています。日本で行使した場合には給与扱いとなるそうなのですが、その場合、多額の所得税を取られることになると思います。考えられる節税方法について教えていただけますでしょうか。(30代前半 独身 男性)
年収570万、子供が3人に増えると生活は厳しくなる?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する内藤忍氏がお答えします。3人目の子供を作るかどうかで悩んでいます。現在の仕事は残業がほとんどなく、収入的に少々不安です。去年の世帯の収入は、額面で570万円。貯金がある程度あるので、将来のためには定期預金だけでなく株などもした方がよいのでしょうか? アドバイスをよろしくお願いします。【1】収入と支出世帯収入:570万円(月の手取り:30万円・妻は専業主婦)支出:食費7万円、教育費5万円、交通費2万円、光熱費2万円、通信費2.5万円、生命保険2.5万円、娯楽・交際費4万円、日用品・衣料費1万円、医療費1万円、財形貯蓄3万円【2】今後の収入・支出今後の収入:一般企業の賃金カーブで昇給予定特別な支出:長女8歳と長男4歳の大学までの学費、車の買い替え(ミニバン、軽)【3】現在の資産預金750万円、国債100万円、学資保険(払込済)150万円、自社株40万円【4】老後資金(60歳時点の予定)確定拠出年金2,000万円(会社負担2.4万円
生命保険の解約返戻金、20万円までなら非課税でOK?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。おうかがいしたいことが、2つあります。(1)外貨一時払いの終身保険を契約しています。年利2.2%の複利で、10年後には25%の利息が約束されています。為替変動があっても、利息分とレート差分の相殺で元本割れになるリスクは回避できると期待しています。生命保険なので控除が受けられます。仮に10年後に解約した場合、手元に入ったお金に確定申告は必要になりますか? 所得20万円を越えなければ、非課税でしょうか?(2)金・プラチナ積立で価値が上がったことにより、総購入額を売価が上回っており、将来的に売却を予定しています。売却益によりますが、年20万を超えなければ雑所得として非課税扱いになるのでしょうか?(40代前半 独身 男性)
離婚予定、シングルマザーの生活費はどれくらいですか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する深野康彦氏がお答えします。現在、離婚を考えています。今は共働きで、私の年収は時短勤務で450万円程度です。ただ、結婚してから今まで夫からの援助はほとんどなかったに等しく、60万円程度しか貯金がありません。転職と離婚、そしてシングルマザーとしての生活にはどれぐらいのお金が必要になるのでしょうか? また、子育て中でもうまく貯金するコツもお教えいただきたいです。【1】現在の収入と支出金額(基本的な生活費)収入は生活費が月15万円程度。支出はその15万円のほとんどが出ていってしまう状況です。【2】今後の収入の変化と今後予測される特別な支出収入は転職すれば変わる可能性があります。また、転職、離婚、子供の進学などで特別な支出がある可能性もあります。【3】退職後の収入・支出見込み退職後は年金と個人年金保険を受給する予定です。【4】保有する金融資産現金と不動産がありますが、それぞれ夫所有、父会社所有です。【5】現在の負債(住宅ローン・借金など
“宵越しの銭は持たない”貯金ナシの夫を変える方法は?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する深野康彦氏がお答えします。夫はいわゆる「宵越しの銭は持たない」タイプで、結婚前からほとんど貯蓄はありませんでした。結婚して10年ほど経ちますが、性格は変わらず、月々の生活費は渡してくれるものの、老後の貯蓄はもちろん、子供の教育費についても貯めておらず、私が言っても「なんとかなるさ」とあっけらかんとしています。先日も、「知り合いの車屋が安く譲ってくれた」と、突然車を購入してきて、ケンカになったところです。生活費を渡してくれるとはいえ、私のパート給与を含めてもギリギリの金額で、貯蓄できるほどのものではありません。結婚当初は指摘していましたが、口うるさく言う私と、危機感のない夫の認識には大きな隔たりがあり、逆に自己嫌悪に陥る始末です。なんとか夫を貯蓄に向けさせるような方法はないでしょうか。もしくは自分が変わったほうがよいのでしょうか。ぜひご意見をお聞かせください。【1】現在の収入と支出金額(基本的な生活費)・夫の収入は給与明細を見せ
4人家族、毎月食費が13万円 これって多いですか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。食費にかかる金額についてアドバイスをください。妻は週3回のパートで共稼ぎです。毎月、平均12~13万円の食費がかかっています。これは、夫である私の昼食、飲み代は除いた金額です。特に高級な食材を購入している感覚はありません。ただ、共稼ぎなので、夕食に出来合いの物が出される回数が多いかなという印象です。私の感覚では、平均的な食費に比べて高く、かなり無駄な出費が多いように思えます。妻に言っても、必要なものしか買っていないし、無駄はないという回答です。食費以外の消費も多く、なんとか無駄な部分を削りたいと思っています。この家族構成で、この食費の金額は平均的な範囲でしょうか?(40代後半 既婚・子供2人(高1男・中2女) 男性)
今、噂の「変なホテル」 恐竜ロボットの働きぶりは?
ロボットによる効率化で値段も安く
人間の代わりに恐竜ロボットがホテルを切り盛り――。そんな夢のようなホテルが実際に存在します。世界からも熱く注目される、その名も「変なホテル」をご紹介します。
海上保険とヴェニスの商人
簿記の歴史物語 第5回
「……しかし船は板きれにすぎず、船乗りは人間にすぎぬ。陸のネズミがいれば海のネズミもいるように、陸の盗賊もいれば海の盗賊――つまり海賊もいる」これは『ヴェニスの商人』に登場する高利貸しのシャイロックのセリフです。本作の主人公アントーニオは、友人のためにシャイロックからお金を借ります。アントーニオは貿易商で、積み荷が届けば借金を一気に返済できるはずでした。ところが、シャイロックの不吉な予言通りに貿易船は沈没。さらにシャイロックは、借金の担保としてアントーニオの肉1ポンドを切り取ると言い出して、さあ大変――。というのが、この作品のあらすじです。シャイロックが言うように、ルネサンス期の貿易には危険がつきものでした。海難事故で船が沈んだり、あるいは海賊に襲われたり……。無事に積み荷が届くかどうか、当時の商人たちは気が気でなかったでしょう。前回の記事に登場したアンサルド・バイアラルドが冨を手にしたのは、幸運にも航海が成功したからにほかなりません。現代であれば、輸送中の積み荷には海上保険をかけるのが普通です。たとえ船が沈没しても、保険金によって損害を補填できます。じつは、この海上保険も複式簿記と同
家計は毎月赤字寸前、ギリギリ生活から抜け出したいです
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。お金の使い方が下手すぎるのが悩みです。現在はひとり暮らしで正社員として勤めています。人並みの収入はあると思うのですが、毎月赤字寸前の生活を送っています。旅行もお酒も大好きで、趣味のサーフィンにも結構なお金がかかっています。友達付き合いも大事にしたいので、最低でも週1度、多いときはほぼ毎日飲み歩いています。家賃も8万円と、自分が住んでいる地方都市の水準からすると平均より高いです。昔はもっと安いところに住んでいたのですが、環境に不満を持って、なんとなく家に寄りつかなくなり、逆にお金がかかっていました。これではダメだと節約を始めて、最初の数ヶ月はお昼はパン、飲み会は断る、といい感じに節約できていたのですが、長くは続かず、反動で新しい車を買ってしまいました。やりくりできない自分が嫌になります。この「FP相談」で質問するような方たちは、きちんと将来について考えたうえで現在の資産状況を把握し、堅実に運用をされてい
33歳、結婚を機にコスパの高い保険に見直したいです
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する深野康彦氏がお答えします。33歳です。ネット系の保険会社で「死亡時1,000万円・入院5,000円/日」の最低限必要だと思う保障がついた月4,000円ほどの保険に入っていますが、結婚を機にいろいろと考えないといけないと思ってます。某有名起業家は「保険など入るだけ損」と言っていたような気がするのですが、やはり保険には入ったほうがよいですか? もし入るのであれば、どのような保険に入るのがおすすめでしょうか?条件としてはコストパフォーマンスが高く、最低限の保障があって家族が困らなければいいです。保険でお金を増やすということがどうもピンとこないので、掛け捨てでいいと思っています。保険会社に聞くと勧誘されそうなので、第三者の先生にお聞きしたいです。(30代前半 既婚 男性)
止まらない“浪費”からの脱出法をアドラー心理学に学ぶ
精神科医・和田秀樹氏インタビュー
仕事の失敗や恋愛の悩み、将来への不安……。日々、積み重なる大小さまざまなストレスに耐え切れず、財布を掴んでデパートに逃げ込み、カード払いでひたすら浪費! 月末になるとカードの支払い額に青ざめ、「だから自分はダメなんだ……」と自己嫌悪。貯金はまったく増えないのに、ストレスばかり“貯め上手”になって幾年月――。そんな負のループから抜け出すためにはどうすればいい? ドラマ化でも話題になった「アドラー心理学」に詳しい精神科医の和田秀樹氏に、お金との上手なつき合い方を教えていただきました。
なぜ、アメリカ人はあまり貯金をしないのですか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する大竹のり子氏がお答えします。一般的にアメリカ人はあまり貯金をしない、という話を聞いたことがあります。年に何度も休暇を取って旅行に出かけたり、コンサートに出かけたり、一見豪華な生活をしているように感じます。貯金を気にしないのは、単に文化の違いなのか、社会保障制度・経済の仕組みの違いなのか、どこに理由があるのでしょうか。また純粋な疑問として、彼らは貯蓄しないことでなにかデメリットを被っていないのでしょうか。(30代前半 既婚・子供なし 女性)
都民共済に加入済、ほかにも生命保険が必要ですか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する深野康彦氏がお答えします。子供が生まれるのに合わせて保険を見直したいと思っています。これまではなんとなく都民共済の一番安いプランに入っていました。総合保障と特約をつけて月額3,000円ぐらいです。しかも還付金があるので、実質はもっと安いです。今まではそれでいいと思っていたのですが、ネット生保のCMなどを見て、生命保険会社の保険も安くなってきているので、一度ちゃんと考えるべきだと思いました。そこで、「生命保険会社の保険と共済の違いってなんだろう?」と、調べてみてもピンときません。それぞれのメリットはなんでしょうか? また、家族でいくらほどの保険に入るのが妥当でしょうか?(30代前半 既婚 男性)
中世イタリアのベンチャー精神
簿記の歴史物語 第4回
12世紀の地中海、朝靄のなかを一隻の貿易船が進んでいく。いても立ってもいられず、アンサルド・バイアラルドは舳先から身を乗り出した。周囲には漁師たちの船がぽつぽつと散らばっており、足元では魚がぴちゃぴちゃと飛び跳ねている。空にはカモメだ、陸地が近い。それらに目もくれず、アンサルドの船はまっすぐに波を切り裂いていく。彼は無一文から身を立てた船乗りだ。今回の貿易の成果は上々だった。陸地に着いて清算するまで正確な金額は分からないが、利益は70リラを下らないだろう。契約に基づき、利益の1/4、すなわち約18リラがアンサルドの懐に収まるはずだ。誰かに顎先で指図されるのはもう終わりだ。ついにアンサルドは、金持ち連中の仲間入りを果たすのだ。やがて朝日が昇り、海面がキラキラと光を放つ。朝靄は薄まっていき、その向こうから壮麗なジェノバの町並みが姿を現す──。以上のシーンは私の想像ですが、アンサルド・バイアラルドは実在の人物です。なぜ彼のような無名の人物のことが分かるかといえば、当時のイタリア都市では「公証人制度」が普及していたからです。彼はインゴ・ダ・ヴォルタという資産家の出資を受けて、貿易商として成功を