老後
セカンドライフや老後の年金、相続など、将来の生活に役立つ情報を紹介。
「わたしにNISAはまだ早い…」変額保険を検討する35歳会社員、お金のプロはどう判断する?
マイナスは保険、プラスはNISAで準備する
新NISAが話題ですが、今月に入り「私にはNISAはまだ早いのでは?」と保険商品を検討しているというお客様からのご相談が相次いでありました。もしや同じように悩んでいる方もいるのでは?と想い、解説していきたいと思います。
貯蓄がまったくない34歳独身女性「老後が不安…」現役FPが解説する家計管理の3ステップ
貯蓄ができない人の3つの特徴
会社員で最近一人暮らしを始めた独身のAさん(34歳)は貯蓄がまったくありません。「今まで貯蓄する習慣がなく、老後の年金資金についてのニュースを見ると不安が募ります。今のうちにきちんと家計管理できるようになりたいと思いました」と、ファイナンシャルプランナーのところに相談に来ました。なぜAさんは貯蓄ができないのでしょうか。今回のコラムでは家計管理を身に付け、貯蓄ができるようになる方法をご案内します。
誰も教えてくれない、お金の格差が本格的に出るのが「65歳から」という事実
長寿にあったライププランを考える
日本の家計が保有している金融資産は、なんと2100兆円を超えています(日本銀行「資産循環統計」2023年)。個人の金融資産の約6割を保有しているのが、60歳以降の高齢者です。その内訳は60代の人が33.9%で70歳以降が24.8%です。しかし、周りを見ても必ずしも、そう見えない家庭が多いと感じます。老後資金を準備しているけど、そんな素振りは見せないようにしているのでしょうか?実際のところ、どのくらいの老後資金を準備しているのでしょうか。また、もし準備できなかった場合の対策について解説していきましょう。
「保険料が年9万円以上あがった…」為替相場の影響が大きい【外貨建て保険】のリアル
外貨建て生命保険加入の注意点
2022年に引き続き、2023年も外国為替市場の対ドル円相場では、円安ドル高傾向が続いています。10月には約1年ぶりに一時1ドル=150円台を突破し、11月には2023年最安値を更新しました。このような背景から、ファイナンシャルプランナーの筆者の元には、為替相場の影響を大きく受ける外貨建て生命保険についての相談が増えています。今回は、実際に相談を受けた2つのケースを元に、外貨建て生命保険への加入を検討する際に注意していただきたいポイントについて解説します。
終活・相続対策に入る前に必要なのは銀行口座と不動産の確認!やるべきことを終活カウンセラーが解説
「遺言書」「任意後見契約」「信託」の前に必要な初めの一歩
今、「遺言書の書き方」や「認知症対策には任意後見契約」、「不動産には信託」などの終活・相続対策の情報はたくさん出ています。もちろん、これらの対策を行なっておくことは大切です。ただし、これらを進めるには、それぞれの内容を理解した上で自分で進めるか、専門家の助言を得ながら進めていくことになります。まずは、各対策がどんなものか、概要を理解しましょう。
健康保険、税金、年金…定年前に準備しておくべきこと5つ
手続きの期限が短いものは要注意
いざ定年を向かえると、さまざまな手続きが必要になります。手続きには期限が設けられているものが多いため、直前になって慌てることのないように、事前にどのような準備をしておくべきかを知っておくと安心です。今回は、定年前に準備しておく内容について解説します。
【実録】親子であっても話しにくい「お金の話」。FPはどのように切り出した?
親の資産管理で感じた3つのメリット
老後の思わぬリスクとして、親の生活費や介護費の負担が挙げられます。対策としては、親の財産状況の把握が有効ですが、「お金の話は親子であってもしづらい」と後回しにされがちです。今回は筆者が実際に親の財産状況を把握した経緯をお伝えします。
定年で企業型DCの加入資格を喪失、その後も働くならiDeCoに加入したほうがいい?
60歳からのiDeCo活用法
企業型確定拠出年金(企業型DC)の加入資格を60歳までとしている会社が多いようです。しかし、60歳以降も働いている場合は個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入を検討したいもの。今回は働き方別iDeCoの活用法と受取り方を解説します。
90歳まで生きるなら、年金は71歳で受け取るのが得? 年金受取のベストな時期を考える
年金にも「額面」と「手取り」がある
長寿化が進む日本において、生きている間ずっと年金をもらい続けられる公的年金は、いわば「長生きリスク」に備える保険です。年金額を大きく左右するのが、「繰り上げ受給」と「繰り下げ受給」。年金は何歳で受け取るのが良いのか、メリット・デメリットはもちろん、手取り面も合わせて考え、自分自身で選択しなければなりません。寿命をまっとうした時でないと、どの受け取り方が良かったか正解はわからないものの、なるべくベターな選択をしたいものです。
老後の備えに、民間の介護保険は必要ですか?
公的介護保険では不充分?
人生100年時代、70歳でリタイアしても、老後は30年。認知症などのリスクに加え、病気やケガで介護状態になるリスクもあります。人口の10人に1人が80歳以上の高齢化社会を経済的に乗り切るために民間の介護保険は必要か。データをもとに検証します。
知っておかないと老後破綻につながる可能性も。定年から変わるお金のステージ
老後資金の取り崩し、そのコツは?
退職前と後では、お金の意味がガラッと変わります。お金のパラダイムシフトが起こるタイミングと言っていいでしょう。退職前は、労働収入があるため、資産形成のステージです。ところが、定年後は、それまで蓄えた資産の取り崩しのステージです。実際に人生の中で60歳前後は、もっとも貯蓄額が多く、60歳以降は、老後資金を取り崩すようになって、お金が減っていきます。このお金のステージが「変わる」ことを、理解していないと老後破綻に繋がるのです。今回は、「定年から変わるお金のステージ」について解説をしてみます。
本当のところ「介護のお金」はどのくらい必要ですか?
1億円以上の入居金が必要な超高級老人ホームも存在
高齢になってくると「要介護になったらどうしよう」という大きな不安がでてきます。その中でも費用面の心配は大きいでしょう。介護費用は、「介護の期間」「介護の場所(在宅なのか施設なのか)」で大きく変わってきます。また本人や家族の価値観、生活スタイルなどでも変わります。そこで、介護費用の基本的な考えを確認しておきましょう。それは「いくらかかるのか?」ではなく、「いくらかけるのか?」ということです。本当のところ「介護のお金」はどのくらい必要なのかを解説します。
定年直前だけど、退職金も貯金もゼロ。どう暮らしていけばいいですか?
退職金がない場合の生活手段として考えられる方法
定年を目前としているにもかかわらず、貯蓄がない場合、定年後の収入は年金収入のみになります。貯蓄がなくても退職金があれば、それを切り崩しながら生活できますが、退職金がない場合、どのように生活していけばいいのでしょうか。今回は定年直前の貯蓄率や、年金だけの生活の実態を紹介するとともに、年金だけで生活できない場合の対処法について解説します。
累計で約127兆円、年率3.97%の好成績。年金はどういう方法で運用されているの?
「長期国際分散投資」のお手本となる運用手法
老後の生活費の基盤になる年金。その年金が、普段はどのように管理されているのか、ご存じですか? 時折、メディアが年金の運用で「〇〇円の利益(損失)」などと報じることがあるため、何らかの形で運用されていることは知っているという方も少なくないはず。では、具体的にどのように運用されているのでしょうか。今回は、「年金運用」を紹介します。
終活・相続で「遺言書」を作る前に必ずやらなければならない「推定相続人と財産状況の確認」
まずは「現状の全体像」を把握しよう
終活・相続でどんな準備をすればよいかをネットで調べると、「遺言書」や「家族信託」、「節税対策」に「不動産を活用する」など、たくさんの方法を見つけることができます。もちろん「遺言書」や「家族信託」、「不動産の活用」は、終活・相続において必要な方法ですが、どれを取り組むにしても、その前に「現状の全体像を把握すること」が大切です。
「人生100年時代に備える資産形成」は不要です
老後のお金の考え方⑤
「人生100年時代だから、しっかり資産形成をしましょう」という専門家は大勢いらっしゃいます。65歳で定年を迎えたら、100歳までは35年。その間にお金が無くなったら大変です。今から備えましょう、ということですが、はたして本当でしょうか。
老後の資産運用に向いているリスク商品は? 取ってはいけない価格変動リスクの見極め方
老後のお金の考え方④
前々回、高齢者もある程度のリスクを取らないと、資産価値が目減りするリスクがあることを説明しました。ただ、さまざまなリスク商品があるなかで、取っても良いリスクと悪いリスクがあります。それを見極めることが肝心です。参考記事:「高齢者の資産運用は安定資産で」は本当なのか?
定年を境に180度変わる仕事への価値観。幸福に生きるためにできることとは?
非地位財による幸福感は持続する
いきなりですが、仕事をする上での「あなたの価値観」って何でしょうか? どんなことを重視しながら仕事をしているのか考えたことはありますか?たとえば、「高い収入を得ること」が目標ですか? あるいは「昇進したい」「幸せな家庭生活を実現するため」「会社に貢献する」「ワクワクする体験がある」「自分の専門性を高めたい」さまざまな価値観のもとに仕事をしていると思います。ところが、定年を境にこの仕事に対する価値観は人によってはガラッと変わってしまうこともあります。今回は、定年後の仕事の価値観について解説をしてみたいと思います。