うつ病で働けなくなったときの生活はどうなるの?傷病手当金と就業不能保険
働けなくなったときのお金の話
「こころの病気で出社できなくなった」などという話を聞くことがよくあります。厚生労働省が3年ごとに調査している「患者調査」によると、うつ病などの気分障害の患者数は1996年には43.3万人だったのが、127.6万人と3倍近くなっています。さらにコロナ禍で「こころの病気」が増加しているといわれています。知り合いでも、コロナ禍でうつ病を発症して大学を休学しています。また、うつ病になって出社できなくなった人もいます。コロナ禍で、自宅でのリモートが続いて、コミュニケーションが取れていないなど「こころの不安」を抱えた人が多くなっています。では、働けなくなったときの生活費は?そして家族の生活?はいったいどうなってしまうのでしょうか。今回は、働けなくなった時のお金の話をしましょう。
「国の制度があるから保険はいらない?」高額療養費制度の注意点を実例から考える
自分で判断できる知識をつけよう
皆さんは、医療保険に加入していますか?最近では「高額療養費制度」や「傷病手当」などの国の制度があるので、わざわざコストを払って民間の保険に加入する必要はない。もしくは、民間保険は無駄、といった内容が書かれた本も出ていたりもします。では本当に保険に加入する必要はないのでしょうか。実際の例を交えながら、高額療養費制度の「気を付けなければならない点」を考えます。
娘の学費と保険料の支払いが不安なシングルマザー。万が一の時にどれくらい備える?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、43歳会社員の女性。シングルマザーとして、10歳の子どもと暮らす相談者。子どもが中高一貫の私立を希望しはじめて、マネープランに不安が出てきたといいます。また、生命保険を継続するのも難しいかもしれないと悩んでいますが、プロの意見は? FPの鈴木さや子氏がお答えします。
医療保険は必要or不要?高額療養費制度を正しく理解して自分にあった選択を
どういう場合に必要か
皆さんは、医療保険に加入していますか?「公益財団法人 生命保険文化センター」が公表をしている「生活保障に関する調査」(令和元年度)によると、疾病入院給付金の支払われる生命保険の加入率は73.1%、疾病入院給付金日額の必要額は1万1,000円、疾病入院給付金日額の加入金額は9,800円だそうです。つまり10人中、7人くらいが加入している医療保険。もしかしたら、何となく加入をしている人もいるかも知れませんが、今回は、そもそも医療保険は必要なのか、否か。その判断をするために、何を根拠にして、どのように考えれば良いのか、解説をしていきます。
「ドル建て終身保険」とは?知っておきたいリスクとメリット・デメリットを解説
リスクや手数料を理解して
いわゆる生命保険と言えば、死亡保険、がん保険、医療保険など、いくつかの種類を思い浮かべます。それは、被保険者(保障の対象となる人)が、「どのようなアクシデントが起きたら保険がおりるか」に応じて選択をします。では「ドル建て終身保険」とは、どのようなものでしょうか。上記と比べて説明をするならば、「アクシデントの種類」を選択するのではなく、「支払う保険料や、受け取る保険金・解約返戻金がドル(米ドル・豪ドルなど)で決済される保険」という意味になります。ある程度の基礎知識がなく、使い方を知らずに無計画に加入をしてしまうと、思わぬデメリットに直面するかも知れません。リスクを知って有効に使えばメリットになり得ることもあります。今回は、「ドル建て終身保険」についての仕組みと、メリットとデメリットと具体的な活用方法を解説します。
保険代理店って何?メリット・デメリット、店舗とオンラインの違いを解説
代理店型保険とダイレクト型保険を知ろう
「保険に加入しようかな……」と思ったとき、どのような方法が頭に浮かびますか?単純に保険加入と言っても、「比較検討の手間」「保険料の違い」、実際に保険を使う場面になった時の「万が一の場合のサポート」「アフターフォロー」など、さまざまな点を考慮する必要がありますよね。「保険代理店」で加入するのか。またはご自身で直接「ダイレクト型保険」に加入するのか。優先順位に合わせて、加入経路を選択する必要があります。自分や家族を守るために大切な「保険」を考える時、最初の「入り口」を間違えないためにも、いくつか押さえておきたいポイントをお伝えします。
保険見直しの落とし穴!手順を間違えると後悔してもしきれない失敗に?やってはいけない契約の仕方
注意ポイントを解説
子どもができたり、住宅を購入したりして、大きくライフプランが変わったときなど、保険の見直しのタイミングです。定期的な見直しで、ムダなく保険料を抑えて、コストパフォーマンスのいい保険を選び直すことができます。そこで生命保険の見直しですが、注意するポイントがいくつかあります。ちょっと手順を間違えると、後悔をしても、しきれないほどの失敗になるかも知れません。また、言われるままに見直すと損になってしまうこともあります。そんな保険の見直しの落とし穴について解説をしていきましょう。
7000万の住宅ローンを組んだ20代夫婦「子は幼稚園から私立を希望。できれば第2子も」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、20代の共働き夫婦。子どもが生まれ、できれば幼稚園から私立に通わせたいという相談者。第2子も希望しており、同様の進路に進ませたいといいますが、住宅を購入し、ローンの負担も増えた現在の家計状況で可能でしょうか? FPの鈴木さや子氏がお答えします。
「再就職しないとダメでしょうか?」夫に内緒で資産運用をする専業主婦の悩み
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、49歳専業主婦の女性。相談者には、会社員時代に貯めた資産があり、運用で利益を出していますが、夫には明かしていません。夫は将来を心配して再就職を促してくるけれど、相談者はもう働きたくないので悩んでいます。再就職する必要はあるのでしょうか? FPの秋山芳生氏がお答えします。
金額よりも付き合いにこだわりローンや保険を決める夫に悩む妻「協力してお金を貯めたいのに」
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、44歳、専業主婦の女性。主に夫が家計を管理していますが、唐突に高額な支出をしたり、金額よりも付き合いにこだわってローンや保険を決めてしまうことに不満を持っているといいます。どうすれば夫と協力して家計を改善できるでしょうか? 家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。
長生きがリスクに?“人生100年時代”で変わった保険選び、新たに気をつけるべき点とは
備えられなくなったリスクとは
「人生100年時代」と言われています。周りを見ても、90歳以上の方はさほど珍しくはありません。長生きをするのが当たり前の時代になってきました。さて、寿命が延びたのですから、それだけ長い期間生きることになり、病気や介護のリスクは高まります。この「人生100年時代」に注目されるようになったのが、「生存リスク」です。いままでは「死亡リスク」が最大の不安要素だったのですが、もう一つ、大きな問題として「生存リスク」にも対応していく必要が生じました。生存リスクに対応できるのは、「就業不能保険」「介護保険」「認知症保険」などです。さらに社会構造の変化などが重なってきて、保険選びの常識が変わってきました。今までのような保険選びでは、大きなリスクをカバーできなくなってきたのです。今回は、「人生100年時代」に対応した保険の選び方について解説します。
60代夫婦「高齢になって資産管理ができなくなるのが不安」今やっておくことは?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、60代のご夫婦から。高齢になるにつれ資産の管理ができなくなることに不安を感じているといいますが、いざという時に困らないために、今からやっておくべき対策は? 公認会計士・税理士の伊藤英佑氏がお答えします。
2022年の税制改正の要望発表で「生命保険」に関する注目のポイントは?
税制改正が決まるまで
毎年、12月が近づくにつれて、来年度の税制の改正に注目が集まります。先日、各省庁からの「税制改正」の要望が発表されました。あまり聞き馴染みのないものから、私たちの生活に身近なものまで、数々の要望が出される「税制改正の要望」のなかで、今回は、生命保険料に関する項目を解説していきます。※注意 現時点ではあくまで各省庁からの「要望」であり、全てが「税制大綱」に含まれ、改正されることが決まっているわけではありません。
私に医療保険は必要?不要? 年収、付加給付、貯蓄額などチェックポイントを解説
入院中に高額療養費制度を適用させる方法も
入院時に給付金がもらえる「医療保険」ですが、仮に毎月3,000円の保険料を40年間支払うと、総額は144万円になります。“なんとなく”で買うには、少々高いお守りだと思いませんか?たしかに、医療保険でケガや病気で入院したときに備えておくべき人もいます。しかし、「高額療養費制度」で治療費の自己負担はある程度抑えられることから、預貯金で備えておければ十分と考える人もいます。高い治療費がかかったときの最終的な自己負担額は、「自分の年収」や加入している健康保険に「付加給付」があるかで大きく変わります。高額療養費制度や付加給付を正しく理解し、自分にとって医療保険が本当に必要かどうかを判断しましょう。
「がん保険」選びの常識が変わった?最新がん保険の特徴と選び方
新しいがん保険のトレンドは何を重視?
がんの治療法は、日進月歩で変化しています。入院日数でみると、1996年は平均約46日でしたが、2017年では平均約17日です。昔は、がんの治療法は手術が中心でした。ですので、入院日数も長くなっていたのですが、治療法も大きく変わり、抗がん剤、放射線治療が多くなったのです。いまでは、手術、抗がん剤、放射線治療が標準治療といわれています。がん保険も、がんの治療の変化に合わせるように変わってきました。以前のがん保険は、一時金、入院・手術、特約という形でした。いまでは、入院が短くなり、入院なしで抗がん剤治療というケースもあり、以前のがん保険では、十分な保障を得ることができないケースができます。がんの治療法が多様化したように、いまのがん保険の特徴は、保障も多様化してきたところです。最新のがん保険を選ぶには何を基準に考えればいいのか、もし古いタイプのがん保険でしたら、乗り換えも検討しながら読んでみてください。
生命保険料控除でいくら戻ってくる?損をしない保険額の決め方とは
年末調整時期に再確認を
年末調整の時期です。書類をしっかり用意をして提出をしないと税金の控除を受けることができなくなり、とっても損です。年末調整で忘れてはいけないのが、生命保険料控除です。生命保険会社から、送られてくる控除証明書を必ず提出してください。1つの保険で最大4万円の控除があります。たとえば2種類の保険に入っていたとしたら最大8万円が控除できます。所得税10%、住民税10%だとすると、1万3,600円の税金が還付されるのです。もし忘れてしまえば、損をするだけです。そろそろ生命保険会社から控除証明書が届いている時期です。ゴミ箱に捨ててはいけません。会社に年末調整の書類と一緒に提出してください。今回は、生命保険料控除について説明をしましょう。
「婚活もままならない」37歳。貯蓄マイナス30万から1年で貯蓄体質になるには?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、37歳、会社員の男性。現在、貯金120万円に対して150万円の借金があるという相談者。このままでは婚活や、その先の結婚や子どもを持つことも難しいのではと落ち込んでいます。現状を脱却し貯蓄体質になるための戦略は? FPの氏家祥美氏がお答えします。
なぜ貯まりにくい?共働きなのに貯金は7年で200万。見直しの鍵は保険や銀行口座
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、44歳、会社員の女性。共働きで、世帯年収は手取りで1,000万を超えていますが、貯金は結婚7年目で200万円ほど。なぜお金を貯めづらいのでしょうか?見直すべきポイントをチェック。家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。 共働き夫婦です。収入はそこそこあると思っているのですが、お金が貯まりません。結婚して7年、父親からもらった500万円と合わせて、今の貯金額は700万円です。ということは、7年で200万円しか貯められていないということですよね。保険を積み立てていますし、今後は投資をしたいとも思っていますが、手元にお金がないため、これから先、マイホームを買うことができるのかな、とか、教育費を貯められるかな、というような不安があります。お金を貯めるのも、やりくり次第ということになるのでしょうが、どのように支出を見直していくとよいのかわかりません。また、銀行口座がたくさんあり、それぞれにお金が入っています。目的