はじめに

住宅購入で絶対に押さえておきたいポイント3つ

1:わずかな金利差を甘く見ない

人生で一番!とも言えるほど大きな買い物の住宅購入。物件選びや住宅価格に慎重になっても、それだけでは足りません。総支払額を左右する住宅ローンの金利に対しては、特に慎重になりましょう。

具体的な例で見てみましょう。マンションを購入して2000万円のローンを組むとしましょう。ローン期間は30年間、元利金等返済、ボーナス払いなしとします。

金利が1%なら返済月額は64,327円となり、総支払額は23,157,720円。ところが、金利が1.5%と少し上がっただけで、返済月額は69,024円、総支払額は24,848,640円となります。

WARNING:: たった0.5%の金利の違いが月々4,697円、トータルで1,690,920円と大きな差になるのです。

2:公的支援制度を賢く利用する

少しでもお得に住宅購入するために、「住宅ローン減税」や「すまい給付金」などの公的支援制度も賢く活用しましょう。
  • 住宅ローン減税:住宅ローンを借入れて住宅を購入する人に、金利負担の軽減を図るための国の制度です。毎年末の住宅ローン残高の1%が1年あたり最大40万円まで、10年間に亘り、所得税や住民税の額から控除されます。
  • すまい給付金:住宅を購入し、その住宅に自分自身で居住する場合、収入が一定以下の人には国が給付金を支給してくれる制度です。
どちらも床面積が50㎡以上であることなど、いくつか要件がありますが、購入を検討するなら必ずチェックしてみましょう。

3:人生の転機にあわせて貸すという対策も

転機の多い女性のライフプラン。思い切ってシングル用の自分の住まいを買った後に結婚相手に巡り合う……なんていうこともよくある話です。

2人でそのまま暮らせるなら慌てて住み替える必要はありませんが、それを機に引っ越し、という場合には売却せずとも、管理会社を通して賃貸に出すという方法もありますよ。

女性ならではの細やかな視点で、周辺環境を含めた「快適な住まい」を選んだのなら自信を持って貸せるはず。購入時には、こうした場合に備えて「貸した場合に家賃で住宅ローンが返済できそうか」も意識しておくといいかもしれませんね。

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