はじめに

特徴2:再現性のあるリターンを提供

先ほどもお伝えしましたが、当ファンドの目標は年率リターン4%です。景気サイクル5年間で年率4%のリターンを得ていこうというものです。

見える資産、かつ、月次運用レポートで運用の中身も開示していきます。来月はこうします、と開示して見える化していきます。健康診断と同じで、この数値が悪いからここ減らします、ここ上げます、ということですね。皆さんに安心してお持ちいただけるように月次で開示をしていく。そんな商品です。

当然のことながら下がるときもあります。でも、その下げ幅をなるべく抑えるように運用をしていきます。4%とうたっていますから、実際にどんな経済環境であっても、なるべく再現性のあるリターンを提供していこうというのが特徴です。

特徴3: 経済環境と市場環境を分析、配分比率を決める

運用していく中では当然、いろいろな投資環境が訪れます。上が景気回復期、下が景気後退期になりますが、実際にポートフォリオがなぜいいのかなぜ悪いのかという開示もしていきます。

例えば上の景気回復期を見ていただくと、ファンダメンタルズと書いています。これはマクロ経済環境になります。経済環境がいいのか悪いのか、この先進国の株式が来月上がるか下がるか。この先進国の株式にとってプラス環境のときにマル。そしてマイナス環境のときにバツがつきます。市場環境も当然見ていきます。経済環境だけではなく、市場環境も徹底的にデータ分析をして、上がるか下がるかを確率的に予測していきます。

5年間という期間で持っていただくと、恐らく年率4%ぐらいは得られるだろうという設計をしたモデルです。ですから、よくあるファンドマネジャー、人が運用を判断する商品ではありません。すべてモデルでデータ解析をして、ファンダメンタルズ要因と市場環境要因で分析をして上がるか下がるかを予測して資産配分比率を変えています。

ですので、景気後退期をご覧いただくとファンダメンタルズ要因も市場環境要因もバツになっていて、債券だけにしています。実際、リーマン・ショックのときはこのような判断をしています。リーマン・ショックの年を見てみますと、確かに一時的に下がるんですけれども、後で上がっています。

目的のある資産運用に向けて

過去15年間のデータをご覧いただくと、しっかり年率4%のリターンが得られています。

基準配分比率という話をしましたが、その4:4:1:1のままでいくと下の赤い折れ線グラフになります。このモデルにファンダメンタルズ要因と市場環境要因で徹底的に分析をして上がるか下がるかを予測していくと、青い折れ線グラフのようにしっかり上がっています。5.81%のリターンを過去得られているということです。

今後10年、20年資産運用していきますから、上がったり下がったりする市場の中で、安心してご自身の将来、人生100年時代に向かって運用していただける商品にできあがっていると考えています。

少しだけご紹介させていただきます。例えば、リーマン・ショックのときどうだったのかなんて話をしましたが、資産配分比率をご覧いただくと、その前から株式の比率は減っています。マクロ経済環境と市場環境のデータを徹底的に分析していくと、もう株は上がらないだろうとその前から実は予測をしていました。一時期下がりはしましたが、結局2008年6月末から見ていくと上がっています。

また、バランスファンドだと信託報酬が高いケースがあるのですが、これは信託報酬が比較的安いです。株はETFを使っています。債券は我々の既に設定運用されていたマザーファンドを使っていますが、皆さんの実質的な運用管理費用は1.00332%程度に抑えていて、比較的低コストになっています。

自分でも買いたいようなファンドを作りたいという思いで作ったファンドですから、皆さまもぜひ人生100年時代を生き抜くために安心できる、透明性のあるファンド。運用目標をしっかり提示してくれるようなファンドを選んでいただけたらなと思っています。

ちょうどお時間になりましたので終わりとさせていただきます。ありがとうございました。

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