iDeCo(イデコ/個人型確定拠出年金)の口座開設が完了したら、いよいよ運用スタートです。その際、特に資産運用の初心者の方は、「商品選び」で悩むケースが多いようです。どんな商品を選んで運用するか、その選択しだいで将来受け取れる資産は大きく変わるのです。

そこで今回は、iDeCoにどんな商品があるのか、具体的にどんな商品を選んで運用すればよいのか、初心者の方向けに解説していきたいと思います。


「元本確保型」と「元本変動型」の違い

iDeCoで選べる商品は、「元本確保型」と「元本変動型」の2つのタイプに分けられます。

元本確保型とは、文字のとおり、元本が確保されているタイプのこと。運用に回したお金(元本)が減るリスクは非常に低く、原則として元本割れになることはありません。具体的な商品としては、「定期預金」と「保険」があります。

一方、元本変動型とは、こちらも文字どおり、元本が変動するタイプのこと。運用成績しだいで資産を大きく増やせるチャンスがある一方で、逆に資産が減ってしまって、元本割れを起こす可能性もあります。

元本変動型の具体的な商品としては、「投資信託」が挙げられます。投資信託とは、投資家から集めた資金をもとに、運用の専門家(ファンドマネジャー)が株式や債券など複数の資産に投資・運用する金融商品のことです。

以上のように、iDeCoには「定期預金」「保険」「投資信託」の3種類があるのですが、ではいったい、どの商品を選ぶのがよいのでしょうか?

手堅くいきたい方は元本確保型がおすすめ

「どうしても元本割れするのはイヤ!」という方はかなりいらっしゃいます。そんな方には、定期預金や保険といった元本確保型の商品で手堅く運用することをおすすめします。

とはいえ、現在のような低金利が続く環境下では、元本確保型の商品だと利息などの運用益は少なく、資産が大きく増える見込みは期待できません。しかしiDeCoには、「積み立てた掛金が全額、所得控除され、所得税・住民税が軽くなる」という魅力的な節税メリットがあります。

元本確保型商品で元本を減らさず着実に運用しつつ、iDeCoの大きな節税効果を得るというのも、有効な選択肢のひとつといえます。