投資はやめちゃいけない

最後にもう一つ考えていただきたいのは、投資はやめちゃいけないということです。なぜ、投資が重要なのかというと、このページにも書いてありますが「なぜ企業が存在するのか」ということを考えてください。

日本にどれくらいの企業があるかというと、左上に書いてありますが554万社あります。今日この時間につぶれている企業もありますが、しかしプラスマイナスを考えれば、500万社の企業が日本にいるわけです。

企業が存在をしているということは、企業は儲かっているということです。企業はボランティアではないので儲からないと企業はやりません。つぶれる企業もあるけれども、500万社がビジネスを今日もやっている、ということは企業に投資をすると儲かるわけです。

そしてもう一つは、資産運用をずっと続けていただくことの重要性です。これを最後のページにしようと思います。

何を示しているかというと、人生の資金計画について書いてあります。横軸が年齢です。縦軸が資産の金額について示しています。40歳のところから色がついていますけれども、これは40歳になってから積み立て投資を行うケースを想定しています。ちょうど65歳のところで大きく数字が上がりますけれど、これは2,000万円の退職金をもらうというケースです。その後、年金のほかに15万円ずつ引き出すという軌道を取っています。

そして、2つの三角が並んでいます。水色の三角と濃い青の三角ですけれども、水色の三角のほうが大きいですよね。これは何を示しているかというと、水色の三角のほうがいっぱいお金を積み立てないといけませんということを示しています。青のほうが少なくて済むということです。

水色は何かというと、40歳から積み立てるんですけども、一切資産運用せずに置いておくというケースです。ゼロ金利の預金に積み立てるのと同じです。濃い青で示しているのは、65歳までは積極運用で株式、アメリカのS&P500指数で投資しましょう、そして66歳以降は定年退職したので、2%ぐらいの利回りの資産でコツコツと慎重に運用していこうというケースです。

何が積み立ての金額に違いを生むかというと、下がっていくペースです。何も運用をしないで積み立てないほうは早く目減りしていきます。一方で、2%でもいいので運用を入れていくと、もちろんその資産が増えようとしますから、引き出すけれども緩やかな上にたわんだカーブになっていきます。

どのぐらいの違いが出るかというと、このケースでいえば、C点とD点でちょうど1,000万円の差になります。資産運用でずっと積み立てながらやっていただければ、このケースでは1,000万円の大きな差が出るということです。ですから、いつのときも資産運用を続けていただくということが重要です。

以上で私の話を終わろうと思います。話をまとめますと、まず、長期投資、長期目線ですよと。でも皆さん考えますよねと。考えなくて済むためには、十分に時間と資産を分散する。考えなくて済むところまで持っていってくださいという話をしました。最後に、企業がなぜ存在するか、資産運用でこれだけの違いが出るということを考えれば、資産運用というのは常に続けていただくことが重要なポイントになるという話です。

ご静聴ありがとうございました。