生活

散財しがちで毎月の生活はギリギリ、貯金ゼロの綱渡り家計

FPの家計相談シリーズ

今すぐにやるべきことは?

まずは、家計改善のための応急処置を考えましょう。一般的なアドバイスとして、貯蓄ができない場合には、貯蓄分を先取りする方法があります。

財形貯蓄や定期積立などの自動引き落としを利用して、毎月の貯蓄分を先取りします。この方法は確かに強制的に貯蓄ができます。しかし、お金が足りなくなると貯蓄を取り崩してしまう可能性もあります。貯蓄分を先取りすることで、手元の資金が減り、残った資金の範囲内で生活をしなければならないからです。それができるなら貯蓄はできていたことでしょう。

しかし、今回の場合は、お金を使う行動意識そのものを変えていく必要があるように感じます。これからの生活設計を改善するきっかけにもなるはずです。

1.クレジットカードの使い方を変える

家計の中で、水道光熱費や通信費などの固定費以外をクレジット払いにするときは、必ず「必要 OR 必要でない」を意識して決定してください。

クレジットカードは、便利でポイントも貯まるので、ついつい利用しがちです。ですが、利用した月と、代金の引き落とし月は同じではありません。手元の現金ベースでは黒字なのに、クレジットカードの利用代金が引き落とされると、赤字に転落してしまう家計は多くあります。このスパイラルから抜け出すことが目標です。

家計のやりくりが軌道に乗るまでは、固定費以外のクレジット利用をなくしてみませんか。現金決済か、チャージタイプの電子マネーに変えてみましょう。

支出の中で、クレジットを利用していると考えられるのが「その他」の5万円です。子供用品やペット代だけで5万円かかるのは高いように感じます。どちらも、あらかじめ予算立てができる費目です。年間の予算から毎月の予算と、逆算して予算分を封筒に入れておくことをすすめます。

また「不明金」は、お小遣いの補てんである可能性があるため、理容・美容院代や交際費などはそれぞれのお小遣いから賄うようにしましょう。小遣いの金額をその分増やしておくことで、その都度、家計からの精算がなくなり、不明金が減ります。

2.死亡保障を検討する

生命保険には未加入で、これから加入予定とあります。明日何が起こるかわかりません。死亡保障は早めの加入を検討してください。万が一の保障は、貯蓄で賄える金額ではないため、保険を上手に利用してリスク管理をしましょう。

予算を決めてお金を使い、余裕ができたら貯蓄に回す

貯蓄を考える今こそ、お子様の教育資金の準備も始めてください。

将来の大学費用がいくらかは予測できませんので、現状の平均的な金額(文部科学省から)を参考にすると、私立大学文科系であれば400万円を、私立大学理科系であれば540万円を目安に考えてください。国から支給される児童手当ても貯蓄しておきます。

また、保育園も幼児クラスになれば、保育料の負担が軽くなります。その分、余裕ができたからといって散財せずに、余裕が生まれたら貯蓄にまわすという思考に変えてみてください。

週末に買い出しをする際に、車で出向き、ランチも外出先で済ませるなど、週末の買物がプチお出かけになってしまうケースはよくあります。外に出ればたくさんの商品を目にするので、ついつい消費や外食に走りがちです。そこで、ネットスーパーや生協などの宅配サービスの利用が可能なら、こちらに切り替えてみることもおすすめです。利用額を月額4万円、外食代は1万円までとして、合計5万円と予算を決めておきましょう。

お子様が小さいうちは仕事も休みがちになりますね。有休はあっても、自分のためにはなかなか使えないのも実情です。子供が幼児クラスになれば看病で仕事を休む回数は減っていきますから、今は辛抱です。あっという間に子どもは成長してしまいますから、今すぐにでも切り替えて貯蓄を実行していきましょう。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

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