2019年11月17日、お金に関連したあらゆることが学べる、年に1度のイベント「お金のEXPO2019」が開催されました。今後のマーケット見通しや、資産形成のノウハウ、不動産投資をテーマにした講演など盛りだくさんの内容となりました。

その中から、コムジェスト・アセットマネジメント 渡邉 敬マネジャーによる「投資したお金の行方〜クオリティグロース企業への長期投資」の講演内容をお届けします。

長期投資でも起こる失敗例

長期投資をしているからといって、すべてがうまくいくわけではありません。失敗例も1つご紹介いたします。中国最大のネット検索エンジン「百度(Baidu)」です。

今でもネット検索エンジンで国内最大シェアを有し、高い技術力、ブランド力を持っているのですが、期待していたほどの利益成長をしていません。

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投資し始めた頃は、検索エンジンを通じたオンライン広告が主流でしたが、昨今はアプリケーション内での検索や、アプリケーションを使ったオンライン接続が急成長する中、オンライン広告における競争激化の影響を受け、当初の想定ほどの利益成長ができなかったというのが要因です。

投資するにあたっては、たとえば韓国のNAVER、ロシアのYandex、それぞれ特異な言語環境にある検索エンジンの会社へ、既に投資実績があったため、中国においても、同社が先行者メリットを生かし、大きな成長を遂げると見込んでいました。

しかし、予想していなかったところで競争激化が進み、予想を下回る成長になってしまっています。このように、綿密な調査をしていても、うまくいかないケースも存在します。2012年から投資しており、直近株価は投資開始時と同じぐらいの水準になっているのが現状です。

成長率と同等のリターン獲得

当社は、個人投資家の皆さまに直接商品提供は行っておりませんが、長期投資を標榜されるパートナー企業を通じて、個人投資家の皆さまの、資産形成のお役に立ちたいと考えております。

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現在、日本で機関投資家様向けに提供している運用戦略は、新興国株式、ヨーロッパ株式、日本株式を投資対象とする3つとなります。

高い実績があること以外に、過去の年率パフォーマンスが10%程度あるということは、当社が投資を目標とする、クオリティグロース企業の成長率が大体10%前後のため、長期的にクオリティの高い企業、成長企業に投資することで、その利益成長に近い水準のリターンが、これまで得られてきたことになります。

今後のパフォーマンスについて、お約束はできませんが、コツコツと企業調査を積み重ね、高い成長ができる企業に投資をして、その投資先企業が持続的に成長できるようサポートを続けていけば、また同様なリターンを得られると考えております。それがコムジェストの根幹をなす運用哲学です。

また、インデックスへの投資を、日本では支持する声が大きいですが、クオリティグロース企業を選んで投資することも、非常におもしろいことです。

長期的に市場を上回るパフォーマンスを上げているファンドが、当社以外にもありますので、ぜひ興味を持って調べていただけたらと思います。

本日は、ご静聴いただきましてありがとうございました。