はじめに

老後資金は定年を迎える前が勝負!ローン返済は子どもにも手伝ってもらって

お子さんが独立するのですから、そろそろ老後資金の準備にも本気で取り掛かるべきです。ご主人の退職金があるのかもしれませんが、それだけでは足りない場合も大いにありえます。

老後資金は年金以外に2000万円ほどあったほうがよいという報告がありましたが、それは個人や暮らし方によって異なるものなので、鵜呑みにする必要はありません。ですが、やはり年金だけでは不足するであろうということは、多くの人に当てはまりますので、ご主人が定年退職を迎える前が勝負なのです。

もし可能なら、お子さんとお話しした上で、家計を手伝うことができないか検討してもらうことも一つではないでしょうか。別居であっても仕送りをしていたり、親が払っている教育ローンの返済を手伝っているお子さんもいます。なぜ奨学金ではなく教育ローンなのかはわかりませんが、お子さんと当初の学費について少し話してみてはいかがでしょう。

また、体調を崩されて仕事を退職されたということですが、もう回復され、働きたい気持ちがあるのであれば、引き続き無理がなく働けるところを探し、収入を増やすこともよいと思います。

お子さんが独立される春に向けて、お金の使い方やローンとの付き合い方などを整えると、状況が劇的に変わる可能性はあります。まずは家計を見ることから始めてください。

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