はじめに

【ケース2:今、マンションを購入する場合】

<かかるお金(※)>

今の住居費とほぼ同額となるように、ローン(30年返済/固定金利1.3%)の返済金額を7万円、管理費や修繕積立金が月0.5万円、税金等が年間12万円かかり、20年後に一度200万円のリフォームをすると仮定します。頭金と諸費用を貯金から600万円出したとすると、買える物件の価格は約2490万円(借入は2085万円)となります。かかるお金は以下のとおり。

■頭金・諸費用:600万円
■ローン返済:7万円×12ヵ月×30年間
=2520万円
■管理費修繕積立金、リフォーム代:0.5万円×12ヵ月×(95歳-37歳)+200万円
=548万円
■固定資産税等:12万円×(95歳-37歳)
=696万円
■合計:600万円+2520万円+548万円+696万円
=4364万円

<メリット>

・賃貸とは異なり資産となる
・ローン完済後は、住居費の負担が軽くなる
・老後の住まいを確保できる
・自由にリフォーム、バリアフリー化できる
・現在の低金利環境のうまみを享受できる

<デメリット>

・頭金、諸費用の支払いで、今の貯金が大幅に減る
・予算内で希望の物件が見つけられるかわからない
・結婚など環境や価値観の変化があっても簡単に売却できない可能性がある
・返済金額は簡単には下げられないため、収入減などに対応できない可能性がある
・管理費や修繕積立金(および一時金)は、予定よりも上がる可能性もある
・管理組合の仕事がまわってくることも(人付き合いが生じるためメリットでもある)
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