はじめに

定年まであと3年でいくら貯められるか?

現在の支出を拝見させていただきましたが、とても堅実に生活していますね。正直、衣食住の基本生活を送るための最小限の生活費で暮らしていらっしゃると思います。これ以上、削減する項目はないですね。

老後に向けて貯金をスタートさせたいとのことですが、まず、定年退職を迎える60歳までに準備できるお金について考えてみましょう。

現在、1か月の生活費が12万円程度、収入は60歳まで24万円の予定となっていますので、単純に計算すると、毎月12万円貯蓄できる計算になります。お金を貯める際、コツコツ貯蓄していくことも大切ですが、大手都市銀行の現在の普通預金の金利は0.001%、定期預金の金利は0.01%と、超がつくほどの低金利。老後までに少しでもお金を増やそうと思うと、資産運用すなわち、お金にも働いてもらう必要があります。毎月の貯蓄12万円から3万円程度を「つみたてNISA」で運用するとよいでしょう。となると、毎月の貯蓄額は9万円となり、60歳までの3年間貯めるとして324万円になります。

70歳まで働くことを前提としたプランを!

ただし、基本的に年金の支給は65歳なので、60歳以降も仕事を続けないと、せっかく貯蓄ができたとしても取り崩して生活をしなければならなくなります。ですから、60歳以降も働き続けることを前提に生活設計を考える必要があります。

現在、日本人女性の平均寿命は、87.32歳、日本人女性の2人に1人が90歳まで生きると予想されています。とはいえ、女性の場合、健康寿命は75歳程度のようなので、ひとまず、70歳までは働くことを前提に老後のプランを考えましょう。

少なくとも毎月の家計を赤字にしないためには、毎月の生活費12万円に加えて、上記で提案した「つみたてNISA」を70歳まで運用すると仮定すると、その積立額も含めて、60歳以降の収入として手取りで15万円程度はほしいところです。