はじめに

ライフプランに合わせてその都度見直しを

選択制確定拠出年金は、メリットもあるけれども、デメリットもあるということを見てきました。企業側の視点で見ると、年俸の一部をライフデザイン手当のような選択制確定拠出年金を導入することで、社会保険料を削減できるという点でメリットが大きいといえますが、そのことはあまり強調されず、従業員側のメリットが挙げられることがほとんどです。さらに言うと、従業員側のデメリットも十分に伝えられていないことも多いのです。

相談者様のようにライフデザイン手当が導入されている場合、会社の福利厚生制度としても、老後の資産形成のための制度としても税制面でメリットの大きいことは間違いありません。ライフデザイン手当に類似する制度の多くは、申込時期等の制約は受けますが、現金給付と掛金の割合を比較的、自由に変更できるケースが多いでしょう。手元の現金が少ないようであれば、現金給付の割合を多くし、ライフプラン上の資金のめどが立ったのであれば、企業型DCの積立をフル活用するなどです。目先の損得勘定ではなく、その制度名の通り、ライフデザインに合わせてその割合を変更するというのが適切な制度の使い方と言えるでしょう。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

この記事は参考になりましたか?