はじめに

住む予定があるかどうか決められない場合

これまで、実家に住む予定がある、住む予定がない、の2者択一で、対応方法を見てきました。相談者様の場合、実家が、「長年住んでいて思い出のある家」であること、「リタイア後は、都心から離れたところでのんびりと暮らすことへの憧れ」があります。実家の思い出は確かに大切なものでしょう。けれども、「都心から離れてのんびり暮らす」という選択肢の1つとして、山梨県の実家はあるかもしれませんが、実家に限定する必要はありません。リタイアまでの約10年間、奥様とリタイア後の住まい探しを目的に、日本全国を見て回り、夫婦が「ここで一緒に老後を過ごしたい!」という場所が見つかれば、より豊かな老後を2人で過ごせるのではないかと思います。ただし、「都心から離れてのんびり暮らす」、が夫婦共通の希望であることが、大前提であることは言うまでもありません。

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