はじめに

大家業で夫婦の役割分担は?

――大家業のルーチンワークとしてはどんなことがありますか?

ルーチンワークは、毎日のメールでの新着物件のチェック、毎月の入金チェック、物件次第ですが2〜6カ月ごとの清掃です。絶対にやらなくてはならないことは意外と無いですね。ですが、よりよくしようと思うと果てしなくあります。

例えば、税金や保険の知識をつけたり、空室対策、各種トラブルの対応などに起こってからではなく普段から備えておきます。一度買って終わりではなく、資産負債バランスを把握しながら必要なら売却を挟んでいきます。また、自分の投資スタイルを決めること、そのための研究と努力は欠かせません。

――どういった投資スタイルでいますか?

築古一棟買いが基本です。貸してもらえるなら新築もやりたいんですけどね。

――大家業をやる上での夫婦の役割を教えてください。

購入時の判断は2人でしています。どちらかがノーならやめる方針です。物件の選定は、最初に情報をキャッチしたり見に行くのは平日昼に動ける私が多いですね。管理は基本私がやっていて、大規模修繕などは2人で相談して行っています。

物件保有者は共有から夫に変更したんですが、これは税金対策で私が専従者給与を得るにあたり専従者となるには共有名義ではできない、という税理士さんからの助言を受けてのことです。

――物件の情報集めは主にどうやってしていますか?

今は投資物件専門サイトに条件を登録し、メールで着信する物件情報を日々チェックしています。その中から気になる物件に問い合わせをすると、その会社から継続的に情報がまわってくるようになることが多いですね。

さらに購入時の担当の営業と相互関係を築いて、その後もいち早く情報をもらえるようにしていますよ。また、良さそうな不動産業者の個別相談に出向いてお願いしておくのも大事です。

――大家業で大変なことは何ですか?

一番は購入時の投資判断でしょうか。あとは、トラブル対応も。最近初めて所有物件に孤独死が出ました……。空室対策も悩みどころですね。

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