はじめに

4)義理姉への生活費支援
は老後も念頭に置いて

可能な範囲で支援は続けられると思います。どれくらいまで支援が続けるのか、ある程度想定することも重要です。途中で打ち切ることも現実的には難しいかもしれないので、何歳までいくらを支援するのかを計算しましょう。もし今現在の4.5万円を継続するのであれば、基本生活費に4.5万円は常に上乗せして考える必要があります。

シミュレーションの前に検討するポイント

【検討ポイント】
〇経済的な目標の優先順位
〇出産のタイミング
〇夫婦それぞれが何歳まで働くのか、その時の想定される収入は?
〇どこまで教育費を準備してあげたいか(公立or私立など)
〇子どもが自立した後に夫婦で必要な生活費は?(義理姉分も含め)

これらを検討した上で、シミュレーションを作成しましょう。出産のタイミングやご相談者の復職の時期、その際の収入によって、大きく変わってきます。もし、子どもよりも住宅購入の方が優先順位が高いのであれば、必要に応じて子どもを一人にするなどを検討する必要があるかもしれませんし、逆に子ども2名が前提であれば、それに合わせて住宅購入の金額を調整する必要があります。

今から10〜15年が貯めどき!

ご相談者は今の生活で最低でも年間300万円は貯蓄出来るとのことです。出産した後もご相談者がお仕事を続けるのであれば、今から10年~15年が将来の為に貯められる時期です。上記ポイントをご夫婦で話し合いながら、生活設計をしていきましょう。特にお子さまについては、待ったなしで教育費は掛かってきます。しっかりと教育費を確保する必要があるので、どのような老後生活を送りたいか、その時の住まいをどうしていきたいかを考えた上で、お子さまの計画を立てていきましょう。お二人が大切に考えていることを優先的にプランを組めば、きっと理想の生活に近づけると思います。応援しています。

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