はじめに

中古マンション購入に必要な頭金は?

生活費は家賃込みで10万5,000円と、まったく無駄がないやりくりをされています。手取りに対する年間貯蓄率は40%。老後用に80万円、予備費に30万円などと、貯蓄の目的と目標額がしっかり決まっているからこそ、なせる業ではないでしょうか。

現在、シェアハウスにお住まいで、家賃も抑えられています。ご本人としては、可能であればこのままシェアハウスに住み続けたいとお考えのようです。ただ、シェアハウスの募集条件として35歳や40歳などの年齢制限を設けているところも少なくありません。これは、共同生活において、年齢が近い者同士の方が交流しやすくトラブルになりにくいとの理由があるようです。

もちろん、年齢制限のないシェアハウスも探せばあるかと思いますが、退去を想定してライフプランを考えておくことは大切です。
マイホームを購入する際、頭金なしでも、ローンを組むことは可能です。ただ、フルローンで購入すると、将来、不測の事態でローンの返済が困難になり、売却を余儀なくされた時に、売却価格よりもローンの残債が上回ってしまうことがあります。このリスクを避けるためにも、物件価格の10%~20%ほどは、頭金を入れておくと安心です。

物件以外の諸費用は?

また、仲介手数料や登記費用、銀行に支払う保証料や手数料、火災保険など、中古マンション購入に伴う諸費用として物件価格の6%~10%程度かかるほか、引っ越し代や必要に応じて家具・家電の買い換え代が必要となります。

仮に、1,200万円の中古マンション(都心のワンルームマンションを想定)であれば、頭金120万円~240万円、諸費用10%として120万円、引っ越し代や家具家電の買い換え代なども考慮すると300万円~400万円前後が目標準備資金となります。ご相談者の場合、あと7年で貯めるとなると、年間43万円~57万円が住宅購入用の貯蓄目標額となります。

住宅購入により、ローン完済後のセカンドライフの生活費は、マンションの管理費・修繕積立費を含めても7万円程度のため、公的年金である程度カバーできそうです。また、予備資金の目安は、1年分の生活費と医療費で150万円程度が目安です。老後資金用、予備資金用、住宅購入用として、年間貯蓄額の配分を再調整してみてください。

なお、物件価格1,200万円のうち、頭金240万円、借入額960万円、返済期間25年、金利1.5%だと、毎月のローン返済額は、3万8,394円です。管理費・修繕積立費などを考慮すると月額5万円程度です。