はじめに

住宅ローン控除について押さえておきたいポイント

また、住宅ローン控除については、令和3年度税制改正において控除期間13年間の特例が令和4年末までの入居に延長される見込みですが、一方で会計検査院からの指摘があり、現在の住宅ローン控除率(1%)や控除額については令和4年度税制改正で見直される予定です。現在の住宅ローン控除制度の恩恵をできるだけ大きく受けたい場合には、早めに住宅を購入された方がよいかもしれません。

ただし、ここで重要なことは、住宅ローン控除のメリットが大きいから家を買おう、と考えるのではなく、あくまでご家族のライフプランをまずはしっかりと考えて明確にし、その上で購入すべきか、賃貸にすべきかをご検討いただくということです。経済的におトクだからといって、必要性が低い買い物をする必要はありません。

ポイントをまとめると……

以上、ポイントをまとめますと以下のようになります。
●まずはご家族のライフプランをしっかり考え、できるだけ具体的かつ明確にしていきましょう。
●ライフプランが明確になったら、賃貸と購入のどちらが適しているか、それぞれのメリット・デメリットを考慮してご検討ください。
●もし購入すべきという方向性になるのであれば、住宅ローン控除の適用期限なども考慮しつつ具体的な物件選びなどに進まれるとよいでしょう。

ご参考としていただけましたら幸いです。

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