はじめに

旅行していた方が生活コストは安い?

なぜそのような事が起こりえるのか。それは国による物価の違いです。イタリア、フランス、アメリカ、日本、タイ、マレーシアなど、それぞれ物価の違いがある国に滞在をしていましたが、東南アジア圏での滞在費用は驚くほど安いものになったそうです。

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著者曰く、タイやマレーシアへの旅行は素晴らしく充実していて、もっと滞在していたかった、とさえ思ったそうです。

つまり理屈だけで考えると、自国で生活をしているよりも、旅行に行けば行くほどお金がかからなくて済む、と言えます。著書の言葉を引用するなら、「旅行をすればするだけお金が貯まる」状態です。

この結果は、仮に投資による運用益が想定よりも減少した相場になったとしても、「旅行の行き先」を変えるだけで支出(生活費)を抑えることが出来るため、運用のリターンをコントロール(リスク軽減)できると考えられます。

ここで私たちが考えるべきは、「自分にはこんな優雅な生活なんて無縁だ」と思考を止めてしまう事ではありません。私たちの生活に置き換えた場合、同じ項目の支出でも中身を変化させるだけでリスクに対応することが出来る(コスト削減)、という事実です。

リスク軽減(ポートフォリオ)のコントロール

また一般的な投資家に比べ、この著者の投資に対するリスク感度は非常に高いものだったため、運用のポートフォリオも、比較的保守的なバランスになっています。

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債券投資の比率を40%、その他の株式に60%。また株式の比率も、米国、カナダ、ヨーロッパと地域分散しています。

大きなリターンを狙うわけではなく、堅実に4%のリターンを得られることを目指しているポートフォリオと言えます。