はじめに

「あのおじいさんは、孫に定期預金で残したいと言っていたから、勧誘して外貨建て個人年金にさせたよ」「ウチの銀行で手数料が一番高い商品じゃないですか、さすがですね」
これは、私が勤務する銀行の食堂で聞いた実際の会話です。多くの銀行員は残念ながら、顧客のことより、金融商品のセールスノルマ達成を第一に考えて提案しています。
銀行員のセールストークの中身を少しだけ明かしてみたいと思います。もし、銀行員からしつこく勧誘をされたら、正しい判断をする参考にしてみてください。


銀行のセールストークとは?

ここで説明するのは、私がセールストークの研修でたたき込まれた話法です。目指すのは成約ですので、限られた時間でいかに有効な会話をし、成約までこぎ着けるか、ということに重点が置かれています。

これらは、個人年金や投資信託など、リスクを伴う金融商品を勧誘する際に使われます。銀行には預金、融資など様々なサービスがあり、それぞれにセールストークが存在します。
その中でも金融商品を提案するセールストークは、安全を一つの看板にしている銀行がリスクを伴う商品を勧誘し、成約に結び付けることが目的なので、特に緻密に作られています。勧誘する銀行員は金融商品だけを専門に扱う人間が大部分です。

担当になれば、朝から晩まで金融商品を販売しなければなりません。そのためのセールストークを身に着けることは銀行員にとって死活問題です。みんな必死に習得します。