はじめに

3大固定費、見直せるところは?

家計の見直しをする場合は、固定費の見直しを優先したほうが改善額が大きくなり、継続しやすいのでお薦めです。特に3大固定費と言われる、住宅費、保険、通信費を見ていきましょう。

まず住宅費ですが、毎月の手取り収入13万円に対して、家賃の9万円は高すぎるように思います。家賃の目安は手取り収入の30%以下で、理想的には25%程度を目指したいところです。三重県であれば、5〜6万円でもファミリータイプの物件はあると思います。

住宅費は生涯の中で最も大きな固定支出の一つになるので、ここがコントロールできているかどうかで、資産形成のしやすさはかなり変わってきます。

家計状況に対して保険料をかけすぎ

保険料が2万円とありますが、家計の状況からみて保険をかけすぎの可能性があります。お子さんがいるので万が一の際の死亡保険には加入した方が良いと思いますが、それ以外は検討し直したほうが良いと思います。

医療保険については、そもそも公的な保険が医療費の3割負担であることや高額療養費などのサポートも有ります。その上、500万円以上の資産があるので不足分を支払うのには問題ないので医療保険は不要ですね。

また、終身保険など貯蓄を目的に保険に入ると「増えづらく、保障が小さく、キャッシュフローが悪化しがち」になってしまいますので、現在の家計と資産の情報からは不要かと思います。

光熱費は供給元の見直しの余地も

通信費は7,000円に抑えられているので、ご夫婦二人分のスマートフォン代と家のインターネットの利用していると考えても安い状態と思います。一方、光熱費は4万円と非常に高い状態ですね。可能であれば、電気・ガスなどは供給元を選べるので、乗り換えを検討されると良いと思います。

余剰金を運用に回していく

家賃や保険の見直しで、月に3万円〜4万円の収支改善は見込めると思います。仮に、この改善額を4万を投資に回した場合、30年間、期待値7%で運用できれば4,879万円に増えている可能性もあります。

固定費の改善額を投資に回し、余剰金で資産形成していけると精神衛生的にも安定しやすくなります。「もともとは、余計に支払って無くなっていたコストを運用にまわしただけ」と割り切れれば、リスクもある程度取りやすくなるので思い切った投資も可能でしょう。

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