はじめに
貯め方(3)保険が十分あるなら変額保険よりつみたてNISA
変額保険の保険費用が気になる場合や、他に十分保険に入っている人もいると思います。活用したいのが、「つみたてNISA」です。年間40万円最長20年まで各金融機関で選んだ投資信託を積み立てていくことができ、運用益・差益が非課税となります。積み立てている人に万一のことがあった場合、死亡保険はついていません。変額保険で差し引かれる保障に関する費用が不要です。
たとえば毎月5,000円を普通預金金利0.001%で18年預けていても、元本108万円に対し利息はわずか97円です。しかし、つみたてNISAで年3%ほどで18年運用できれば、差益は35万円で合計約143万円になります。変額保険で必要だった保障への費用がないため、同じ運用益3%でも利益が多くなるのがつみたてNISAのメリットです。
以上をまとめると
(1)児童手当を元本保証のある定期や財形貯蓄で貯める(約198万円確保)(2)変額保険か(3)つみたてNISAで月5,000円を18年運用。
子どもが18歳になるまでに300万円貯めるならば、このように(1)と(2)(3)に分け、貯める方法をおすすめします。
大学入学というゴールがあるので、すべて投資で貯めようとするのはNG。目標額の3分の2程度は運用していきます。
教育費の大きな負担である大学資金。しかし、子どもが生まれてからすぐ準備を始めると18年あるので、時間をかけて少しずつ準備できます。普通預金のまま貯めるだけでなく、運用も活用して積み立てるとよいでしょう。
支出のタイミングが決まっている教育費は、マネープランが立てやすいものです。早めに具体的に目標額を設定し準備していきましょう。