はじめに

【ステップ2】年間収入に対して貯蓄割合がどれくらいあるか確認

続いて、年間収入に対してどれくらい貯蓄できているかの確認です。「毎月の支出はトントンだけれど、ボーナス分は全額しっかり貯めている」というのであれば、ムリに節約しなくても良いかもしれませんよね?

ご相談者の手取り月収と手取りボーナスを合計すると世帯の手取り年収は740万円。それに対して毎月の支出額45万円×12カ月=540万円に、奨学金の返済分(月1.4万円×12カ月=16.8万円)を加えると、差し引き183.2万円です。

これら全額を貯蓄に回せていると仮定した場合、手取り年収に対する貯蓄率は24.7%。おおむね年収の2割前後がメドですから、貯蓄できている家計だと思います。

ただし、住宅ローンのボーナス払いもあるということですし、大型家電の買い替え費用や毎月の赤字分の補てんとしてボーナスを使っている可能性もあります。実際、年間でどれくらい貯められているかを確認してみましょう。

それに、そもそも賞与やボーナスは、会社の業績が良い場合に支給されるもの。必ず満額支給されるとは限らず、会社の業績が著しく悪かった場合に減額されたり、人件費をコントロールするために使われたりもします。その場合に備えて、【ステップ1】の家計バランスで確認した通り、毎月の貯蓄分も含めて手取り月収の範囲内に収まるようにヤリクリしてみてください。

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