はじめに

【ステップ3】将来に備えて必要な貯蓄や投資ができているか確認

最後に、ライフプランや将来のライフイベントに対して、今の貯蓄・投資額で良いかも確認します。

ご相談者の貯蓄ニーズとしては、お子さんの教育費や住宅ローンの繰り上げ用資金がまず挙げられると思います。

お子さんの進学コースについては、大学進学が前提なら、高校まで公立の場合、高校卒業までに子ども一人当たり300〜500万円を準備するのが基本です。現在6歳ですから、18歳までなら12年間で500万円だと仮定すると、利率を考慮しなければ年間約42万円、月3.5万円の積み立てが必要です。

また、ご相談者の住宅ローンは、プロフィールを確認する限り、頭金0円のフルローンで組まれているようです。返済期間35年ですから、ご相談者が68歳になるまで住宅ローンが続きます。

定年年齢が65歳から70歳になりつつあるとはいえ、住宅ローンは、できるだけ60歳までにメドをつけておきたいもの。

昨今、住宅ローン減税の還付額を見込んで、頭金なしのフルローンで組んでいる方が少なくありませんが、その場合、住宅ローン減税の適用期間終了後、期間短縮型の繰上げ返済を行い、完済年齢を調整しておく必要があります。

借入先によって、繰上げ返済可能な金額や手数料の有無は異なりますが、仮に8年後に300万円を繰上げ返済するとした場合、年間約3万円。教育資金と合わせると、月6.5万円の積み立てが必要だということです。

このように、将来の貯蓄目的や積立期間に合わせて、それぞれ貯蓄ができているかを確認していきます。

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