はじめに
転職先を選ぶ際の注意点
体力面で不安を感じている相談者様。まだ47歳ですので、働き方を見直すと言っても周囲からは理解されないこともあるかもしれません。ただ、激務は身体的な疲労はもちろんのこと、精神的にも大きな負担になってくると思います。さまざまな負担を軽減するためにも、働き方の見直しをする、もしくは転職することを考えてもいいでしょう。
現状、今の会社では、退職金はほとんど出ないとのこと。相談者様は勉強熱心なようですし、自分のスキルを活かして転職をする、新たな分野に挑戦してもいいですね。
ただ、ここで注意して欲しいのが社会保障制度についてです。可能な限り、社会保障制度の整った会社を選ぶと安心です。人材サポート会社のなかには、契約社員でも65歳まで雇用可能な会社もあります。大手の場合、福利厚生も整っていますし、勤務時間も決められた範囲ですみますよ。
今後の生活費はいくらなのかを考える
働き方を変える、仕事を変えると、収入が大きく変わってきます。支出を拝見すると、特に無駄遣いをしている様子はありません。ただ、食費は見直す価値があるかもしれません。
現在の収入は月収60万円で食費5万円ですので、収入における食費の割合は8.3%で済んでいます。ところが、もし、月収25万円程度まで下がってしまったときには、食費の割合は20%になってしまいます。食費には外食費も含まれているかもしれませんが、5,000円~1万円程度抑えられれば、家計のバランスはよくなります。その他の項目も5,000円~1万円程度抑えられないか、検討してください。
収入が減ってしまった場合、毎月の預貯金額も変化せざるを得ません。年齢を重ねることで興味の対象も変わり、支出の内容が変わることがあります。自分の生活を一度振り返り、見直してみましょう。「無駄なところはない」と思うかもしれませんが、改めて見直すと無駄に思えることもありますし、気付きがあるかもしれません。