はじめに

5つの種類のFIRE、自分に合ったのはどれか?

FIREには諸説ありますが、大きく5つの区分にわかれます。

Fat FIRE  (ファット・ファイア)
Lean FIRE (リーン・ファイア)
Coast FIRE (コースト・ファイア)
Side FIRE  (サイド・ファイア)
Barista FIRE (バリスタ・ファイア)

Fat FIRE

Fat FIREは、文字通り豊かに太ったという意味で、「贅沢な生活」をしても資産がつきないようなFIREの状態をさします。仮に年間支出が1,000万円以上の生活を送っても問題ないとすると、数億円の資産が必要になります。節約するだけでは達成が難しいので、収入を大幅にあげて、資産運用や事業投資に成功するなどが必要になります。

Lean FIRE

Lean FIREは、現役時代も質素倹約とミニマリストな生活をし、収入の大半を貯蓄・投資にまわしながら資産をためて、FIRE達成後も倹約成約を続けることになります。
Leanとは、「やせた・引き締まった・効率的な」という意味で使われるので、Fatとは真逆の意味。最低限の生活が保障されるので、精神的に自由になることが最大の醍醐味といえるでしょう。

Coast FIRE

Coast FIREは、経済的にはFIREが達成できている状態になっても仕事へのやりがいからやめる必要がなく続けている状態です。多いのは医者や弁護士、実業家など、成功し資産的にはいつでも早期リタイアできるが、仕事へやりがいをもち、辞めずに働いている人をイメージすると良いでしょう。Coastは「惰性で進んでいる状態、楽に進んでいる状態」を表しており、無理をせず楽しみながら仕事を前進させていると考えられます。

Side FIRE

Side FIREのSideは、「Side hustle=副業」を語源とします。つまり、自分のやりがいを感じ、楽しみながら頑張れる副業や個人事業主の仕事を続けながら、資産運用から得られる収益と合わせて経済的な自由をつくることです。仕事が楽しいと、趣味と仕事の境界線がなくなり、自分のやりたいことをやりたいだけ行い、経済的な心配は少なくなります。

Barista FIRE

Barista FIREは、バリスタの文字の通りスターバックスなどでアルバイトを週に2、3回行って収入を得ながら資産運用による収益と合わせて、働くことを強制されないで自由にいられる状態です。もちろんバリスタの仕事でなければならないわけではなく、週に2、3回の勤務労働を通じてストレスが少ない働き方をしていくというものです。

Side FIREとBarista FIREは、どちらも資産運用による収入と、労働を組み合わせた経済的自由なので、どちらか一つの名称を使って一つにくくっている場合もあります。突き詰めて考えるとSide FIREが個人事業主や自営業として働くことに対して、Barista FIREは雇用されるという違いがあります。(諸説ありますが、著者の解釈)

どのFIREにしても、共通するのが「やりたく無いことはしない」ということです。最低限の生活は資産から生まれる利益や配当でまかなえるので、生活に困窮することはありません。「働かない」のではなく、「働いてもよいし、働かなくてもよい」ので極めて自由な選択が可能で、実際はFatFIREした人も、Lean FIREした人も何らか働いている人が多く、楽しみながら収入を得られています。結果、Side FIREに近いような状態になっている人が多く見られます。