はじめに
ライフプランニングをシミュレーションしてみる
それでは条件を整理してライフプランニングをしてみましょう。
●前提条件
・お子さんは2年後に誕生とする
・小中高と公立の学校に行き、大学は私立文系で自宅外一人暮らしを想定
・受験勉強は受験前年から進学塾に通う
・給料は55歳まで年に0.5%ずつ増える想定
・副業は60歳まで続ける
・60歳以降はそれまでの7掛けの給与になり65歳まで働くこととする
・老後の介護費用は夫婦で1,000万円
・老後の生活費は現在も節制されており変わらないものとする
・お子さんが生まれる前後は産休/育休を取る
・インフレ率は年率0.75%とする
・投資の利回りは3%とし、65歳以降は1.5%とする
・住宅の修繕費が築40年目に300万円かかり、築60年目に1,000万円かかる
・お子さんが産まれたら毎月3万円生活費が増える
・老後は65歳以降、生活費はそれまでの7掛けとする
・年金は65歳で支給を受ける
・年金は現状水準の7掛け
・介護費用は、一人500万円として80歳以降、夫婦で1,000万円かかるものとする
・副業は65歳まで行う
資産推移のシミュレーションは以下のようになりました。
人生100年時代に対応できている家計
現状でも収支が毎月25万円ほど黒字になっているので資産が増え続けていくことになります。お子さんが産まれても、教育費などは十分捻出できるでしょう。
また、資産運用は、現役時代は3%の利回りで運用し、65歳以降は1.5%にを抑えるシミュレーションにしています。生活支出が大きくならなければ資産減少は少なくなる可能性があります。人生100年時代にしっかりと対応している家計・資産状況といえると思います。もちろん、人生は山あり谷ありで、想定外のいろいろなことが起こります。状況に合わせてご夫婦で力を合わせて臨機応変に対応していけば、大きく崩れて破綻する心配は少ないと思われます。