はじめに
60歳で仕事を辞めても資産はもつ可能性が高い
60歳までに住宅ローン返済を考えているということは、60歳までにアーリーリタイアを考えているのかもしれません。その場合も60歳までしっかりと働けば、ローン返済や老後に対応する資産も十分に貯まっている可能性があります。
住宅ローンは低金利が続けば無理に繰り上げ返済の必要はない
住宅ローンについては低金利が続いていれば特に60歳を目処にして繰り上げ返済を行う必要はないでしょう。運用できる資産を切り崩して、低金利の住宅ローンの返済に充てるのはもったいない可能性があります。また、年齢を追う毎に死亡リスクは高まりますので、無理に繰り上げ返済をするのではなく、団体信用生命保険を生かしておくのも手でしょう。変動金利なので、もし金利上昇が続いて運用利回りを超えるような金利に上がったら繰り上げを行えば良いと思います。
現在の金利は0.88%ですが、4,000万円以上住宅ローンがあるため、見直しによって支払いが少なくなる可能性もあります。金利が0.5%以下のものに変更できれば、借り換え手数料や手間を考えても十分にメリットがあるでしょう。
運用のバランスはよし
現在の資産については、iDeCoやつみたてNISAなどの免税制度も活用されていますし、インデックス投資や、グローバル分散投資を意識されているので特に問題無いと思います。
長期・積立・分散を意識して全体的に株式を中心に運用していると思いますので、シミュレーション上3%の複利運用としていますが、5%以上の運用ができる可能性は十分にあると思います。
人生100年時代を夫婦で生き抜く上でポイントとなることをしっかりと行えていると思います。理想的な100年時代の家計といえるのではないでしょうか。