はじめに

年金振込通知書の疑問を解決するには

年金振込通知書は、必ずしも保管しておくべき書類ではありませんが、収入を把握するのに役立つので、1年程度は取っておくとよいでしょう。もし、年金振込通知書をなくした場合でも、最寄りの年金事務所やねんきんダイヤルに連絡すれば直近のものを再発行してもらえます。年金記録や年金見込額などを調べるためにねんきんネットを活用する人も多いと思います。このねんきんネットでは、「受給に関する各種通知書の確認」や「再交付申請」などにも活用できます。

また年金から特別徴収されている金額に疑問やわからないことがある場合には、項目によって問い合わせ先が違います。

・所得税額…所轄の税務署
・住民税額…お住まいの市区町村
・介護保険料額・国民健康保険料…お住まいの市区町村
・後期高齢者医療保険料…お住まいの都道府県の広域連合

これからの生活に年金振込通知書を活かす

今回の年金振込通知書の誤発送では、「年金振込通知書の送付理由」、「年金の制度・種類」、「基礎年金番号・年金コード」、「振込先金融機関及び支店」、「令和3年10月から令和4年4月までの年金支払額・年金から特別徴収する保険料等・所得税額および復興特別所得税額・控除後振込額」及び「前回支払額」の記載内容が誤って印刷されていたそうです。個人名は流出していません。

なお、誤発送が見つかった後には、早急に正しい記載の年金振込通知書が発送されたようです。この年金振込通知書は、年金振込額が変更になった場合の様式でした。

老後の生活を支える年金です。これからは、年金振込通知書のハガキが届いたら、どんなものが特別徴収されているかをきちんと確認しておきましょう。確定申告をすれば、税金の還付が受けられそうな方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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