はじめに

では自分に必要な金額はどのように考えればいいのか

やはり一番大事なのはご自身の現状を把握し、将来どんな生活を送りたいのかを想定することが大切です。

「生涯独身で悠々自適な生活をする!」と考えている人もいれば「子供は3人欲しい。家も広い所がいいな。」というように思う人もいるでしょう。

また、同じ独身であっても収入は千差万別、家を借りる、購入する、何歳の時に買うのかなどさまざまな「条件」によって必要な金額はいくらでも変わってきてしまいます。

さらに、大前提として「将来資金が不足する」として話を進めていますが、資産形成期に上手に仕組みが作れてしまえば、今話題の「FIRE」※3も可能、つまり「不足は発生しない」状態かもしれませんよね。

次回からは「シングル」「ディンクス(共働き、夫婦のみ)」「ファミリー」の3パターンに分けてそれぞれに想定される収入・支出、と活用したい資産形成方法をふまえながらそれぞれ解説をしていきたいと思います。

※1平均標準報酬額とは、被保険者であった期間(お勤めの間)の「毎月の給与」(税込)と「賞与」(税込)の合計額を被保険者であった期間の月数で割った金額(平均値)のことをいいます。
※2「教育費」「住宅費」「セカンドライフ」の3大出費のことを【人生の3台資金】と呼びます。
※3 「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、経済的に自立することで、仕事から早期に解放され、自分の時間を過ごせるようにすること。「収入>支出」の状態。

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