はじめに
節約をはじめるならまずは家計簿から
せっかく1,000万円という目標に向かってお金を貯めていっても、毎月の支出額が多くて貯蓄を取り崩してしまっては本末転倒です。
そのためにも「何に」「いくら」お金を使っているかをチェックしてみましょう。家計簿のつけ方は大雑把でも大丈夫。ざっくりでもよいので支出内容の把握をすることで、無駄がないか、どんなところに無駄が発生しやすいのか確認するのが何より重要です。つけないよりは、ざっくりでもよいので家計簿をつけることが大切です。
「固定費削減」で節約ストレスを回避
特売品で食費を節約したり、こまめに電気を消して光熱費を節約したりするのは、ストレスが溜まりやすいわりには節約効果が小さいもの。
効率よく節約をしていくためには、固定費を削減するのが効果的な方法です。細かな努力をしなくても、一度見直したら節約効果が持続するのが固定費です。家賃や生命保険料、新聞購読料などの見直しで月1万円でも削減を。その分を貯蓄に回せば、1年で12万円、10年で120万円の効果になります。1,000万円への道のりもスピードアップするでしょう。
節税できる金融商品は一石二鳥
貯蓄と節約、両方を一度に実行できれば貯蓄効率は高まりますよね。それを実現する方法があることを知っていますか。
それが節税効果のある金融商品や制度を活用するということです。例えば、確定拠出年金。払い込んだ掛け金すべてが所得控除の対象となり、所得税と住民税が安くなります。
つまり、その年の支出額を減らしながら、拠出金を投資信託や株式などで運用することで高い運用効果を狙えるので一石二鳥になります。値下がりリスクを避けたいなら、預貯金や生命保険などの元本確保型商品を選ぶこともできます。
1,000万円までの道のりは長いように感じますが、お金を貯めるコツを掴んだら実現不可能ではありません。あきらめずに、まずは一歩一歩行動に移すことが何よりの近道です。