はじめに

児童手当は「教育費」として貯める

教育費の準備で、心強いのが「児童手当」です。銀行口座に振り込まれるので、給料と一緒になってしまい、生活費にまぎれこんでしまいがちなのですが、児童手当を別にとっておくと、一般的にはトータルで200万円ほど貯まります(所得制限で月5,000円のケースを除く)。大学の費用の大きな助けになりますよね。

児童手当は、「子供の教育費として貯めること」、をぜひ実践しましょう。

先ほど、私立大学進学の場合は、500万円以上の貯蓄が目安だといいましたが、児童手当で200万円が貯まるとして、残り300万円はどのように貯めたらよいのでしょうか。

学資保険、預貯金、つみたてNISA…いったい何で貯めればいいの?

学資保険やつみたてNISAなど、教育費の準備方法はたくさんあります。それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

■学資保険
メリット…子供の教育費として、確実に貯めやすい。親が万一亡くなった場合、保険料の支払いが免除になり、満期金も受け取れる安心感がある。

デメリット…中途解約をすると元本割れの可能性が高い。超低金利の時期は、その金利が十数年も続くので不利。

■預貯金
メリット…積立金額や預け先など、いつでも自由に変更できる。元本保証がある。

デメリット…気軽に引き出しやすい分、生活費や旅行代、臨時費用など、教育費以外で使ってしまう危険性がある。また、インフレが起きた場合、足りなくなることがある。

■つみたてNISA
メリット…投資信託の積み立てを通じて、世界中の株などにも投資でき、世界経済の波に乗れる。利益が出ても約20%の税金がかからない。

デメリット…相場の波があり、元本割れの可能性があるほか、必要な時期に相場が悪いと、元本割れをした状態で売却する必要がある。(そのため、必要な教育費全額をつみたてNISAで準備するのは避けたい)。

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