はじめに

夫とどう話し合えばよい?

ご相談者様は、夫が稼いだお金は生活費以外全て自分のお金として捉えていて、話し合いができないことがご不安とのこと、お気持ちよくわかります。夫婦の生活はこれから長く続きますので、人それぞれであるお金に対する価値観を知って、互いに少しずつ歩み寄っていきたいですよね。もしかすると夫は、すべての使い道を言わないといけないと感じて、話し合いをしたくないと思っているのでは? うまくいくかわかりませんが、話し合いをする内容を事前に明確にして、下記のように書き出してアプローチしてみるのはいかがでしょう。

【夫婦で話し合いたいこと】(例)
話し合いの目的:
これからの我が家の家計に問題がないか知りたい。お互いの自由に使えるお金は触れずに、家計の部分についてのみの話し合いである

話し合いたいこと:
・生活費やマイホーム頭金など、教育費や老後資金など、家計に使える資産は今いくらあるか
・子どもの進路についてどう考えているか
・マイホームの頭金にいくら入れるつもりか
・復職せずに大きく減収する選択など、妻の今後のキャリアに関する思いを伝え、その場合のお金のやりくりについて相談
・2人目はどうしたいか
・遺族年金と自分の収入だけだと不安があり、最低限の収入保障保険に入りたい

不安に感じていること:〇〇〇…

話し合いたいと伝える際、上記のように話し合う目的と事柄を事前に紙に書いて伝え、その際、前述のグラフのように、キャッシュフローの見込み数値も提示すると、ご相談者様の本気度が伝わるとともに、夫も話し合いの必要性を感じることができると思います。

ご夫婦での話し合いが無事行われ、ご夫婦ともに互いの想いや希望、不安を知ることができて、不安がなくなるよう対策をたてられることを願っております。そして、残りのマタニティライフをどうぞお身体に気を付けてお過ごしくださいね!

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