はじめに

奨学金の返済額は少なくとも月13万円、卒業後は年収500万円が必須!

まず彼の奨学金返済をイメージしてみましょう。彼がどちらの奨学金を利用しているのかはわかりませんが、例えば、日本学生支援機構の貸与奨学金のうち利子のつく第二種奨学金を月額の上限額いっぱいに借りたとしましょう。

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表のとおり、月額14万円(基本12万円・増額2万円)を借りた場合、6年間の貸与総額は1,008万円となります。これを20年で返済していくと1か月あたり約4万4,000円となります。3,000万円ほどの奨学金とのことですので、返済時の利率や期間など詳細は未定としても、単純に3倍として月々13万円ほど返済していくのではないかと思われます。

彼の資産状況や家庭環境など詳細はわかりませんが、薬学部を卒業後のライフプランについては、就職先によって変わってくるのではないでしょうか。

あえて試算するならば、卒業後の収入は奨学金返済分の13万円と同世代の一人暮らしの支出から住居費を除いた(相談者様が負担)17万円は必須となります。貯蓄に1割は回すとして最低でも33万円の手取り収入を確保したいところです。

生活水準や老後プランについて話し合いを

老後資金については、彼のプランをお聞きした上で判断していく事が最良と思われますが、月々3万円を65歳まで25年貯めることができれば900万円となり、つみたてNISAなど活用することで運用益も期待できます。

また、奨学金を完済した60歳から返済分をそのまま積み立てることで780万円を上乗せすることも考えられます。

老後を乗り越えられるかどうかは、生活水準をどのレベルにするのかにもよります。彼の情報が少ないので、何とも言えませんが結婚を意識してのお付き合いであれば、彼もそれなりのライフプランを描いているのではないでしょうか。二人で力を合わせてよい方向に進むことを願っています。

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