はじめに
6月20日週「相場の値動き」おさらい
パウエル議長の米上院銀行委員会での証言で、過度なインフレを抑制するために継続的な利上げをしていくというFOMC同様タカ派的な内容でしたが、無難に通過したという印象です。
またパウエル議長は下院の議会証言でもインフレ抑制への無条件の取り組みの姿勢を示しており、「まずはインフレを抑えてから、景気対策は次の話だ」という姿勢が明らかになったと感じています。
6月製造業PMIの結果も市場予想を下回る弱い結果となっており、景気後退懸念は足元で強まったといえそうです。
6月24日(金)の日経平均株価は、前日比320円72銭高の2万6,491円97銭と続伸。6月17日(金)の日経平均株価は前日比468円20銭安の2万5,963円でしたので、週間では528円97銭の上昇となっています。
VTIのように、複数の銘柄に分散して投資することで市場全体の動きに連動した投資成果を目指す「インデックス投資」は、初心者が資産形成する上でとてもやりやすいと思いますし、ドルコスト平均でつみたてNISAや iDeCoなど税制に優位性のある制度も活用しながら、仕組み化しちゃえば誰でもできるとても簡単な投資だと思います。
すでに積み立て投資をされている方は、やめずに続けて行くことをおすすめします。まだ始めていない方はこれをきっかけに始めることも一考かと。ただ景気後退懸念があり、これから逆金融相場、逆業績相場(つまり下落局面)が待っていると考えておりますので、出来る範囲で、また学んでからでも遅くないと思っています。もしできれば、今年のようにボラティリティの高い相場では、チャートを見ながら短期で売買するのが利益を効率的に得るためには向いているやり方だと考えています。
なお、積み立てが可能な投資商品にはETFのほかに、投資信託、外貨MMF、純金(銀、プラチナ)積立、るいとう(株式累積投資)、くりっく株365などがあります。皆さんの投資生活の参考になれば幸いです。